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チェコ・ゴシックの輝き 石川達夫(著/文) - 成文社
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書店員向け情報

9784865200560

チェコ・ゴシックの輝き ペストの闇から生まれた中世の光

歴史・地理
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発行:成文社
A5判
縦215mm 横155mm 厚さ18mm
196ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-86520-056-0   COPY
ISBN 13
9784865200560   COPY
ISBN 10h
4-86520-056-8   COPY
ISBN 10
4865200568   COPY
出版者記号
86520   COPY
Cコード
C0022
一般 単行本 外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年9月28日
書店発売日
登録日
2021年8月28日
最終更新日
2021年8月28日
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紹介

不条理な受難をいかに受け止め、理不尽な不幸といかに折り合いをつけるか──プラハの有名なゴシック建築の数々は、ヴルタヴァ川に架かるカレル橋にその名を遺すカレル四世と息子ヴァーツラフ四世の時代に築かれた。プラハとチェコがヨーロッパのゴシック文化の中心地のひとつとなったその時代はまた、ペストのパンデミックが猛威を振るった時代でもあった。建築・美術のみならず文学・音楽も含めたチェコ・ゴシックの全体像を明らかにする。

目次

序 章 闇と光のせめぎ合い
 一 ドルとピストル
 二 カレル四世とヤン・フス
 三 ゴシックの闇と光
 四 ペストの闇と救済の光
第一章 チェコのゴシック教会堂とヴォールトのデザイン──チェコにおけるゴシック建築の芽生えと開花──
 一 チェコにおけるゴシック様式の広がりと多様性
 二 チェコの大都市の教会堂のヴォールト
 三 チェコの小都市や村の教会堂のヴォールト
 四 チェコの世俗建築のヴォールト
 五 ゴシックの共通性・国際性と個性・独自性
第二章 カレル四世とチェコ・ゴシックの遺産
 一 カレル四世の人物像
 二 カレル四世の信仰と聖遺物崇敬
 三 カレル四世の主な事績
 四 カレル四世の「皇帝様式」
 五 カレル四世の周辺の文化人
第三章 チェコ・ゴシックの華、「美麗様式」の誕生と受難
 一 ヴァーツラフ四世の時代──ヴァーツラフの不穏
 二 「国際ゴシック様式」のチェコ的分枝としての「美麗様式」
 三 トシェボニの祭壇のマイスター
 四 「美しい聖母」と「美しいピエタ」
 五 「血痕聖衣の美しいピエタ」──「血痕聖衣の聖母」と「美しい聖母」の交差
 六 チェコの宗教改革とゴシック美術
 七 祈りと美の結合
 八 《クシヴァークのピエタ》とミケランジェロの《ピエタ》──ゴシックとルネサンス
第四章 チェコ・ゴシックの文学と音楽──多言語状況の中でのチェコ語文学とチェコ音楽──
 一 ゴシック時代のチェコの多言語状況
 二 聖歌・叙事詩・年代記・聖人伝──チェコ語文学の誕生と、チェコ民族の自己表象および歴史意識の形成
 三 カレル四世以降の時代の文学
 四 「論争」──『ボヘミアの農夫』の「死」と、『織匠』の「不幸」
 五 演劇──聖と俗、悲劇と喜劇、多言語の混交
 六 チェコの宗教改革とゴシック文学
 七 チェコ・ゴシック音楽──音楽の土着化
終 章 光を求める闇
 一 光への志向
 二 ゴシック大聖堂と装飾写本の光
 三 補完的相関関係
 四 外来のものとチェコのものとの交差──国際性と民族性
 五 チェコ・ゴシックとチェコ・バロック
付表
 付表一 カレルの戴冠式一覧
 付表二 プラハの主なゴシック遺産
 付表三 プラハ以外の主なゴシック遺産
 付表四 南ボヘミア地方のゴシック宗教施設一覧
あとがき
図版一覧
主要参考文献一覧

人名索引

著者プロフィール

石川達夫  (イシカワタツオ)  (著/文

1956年東京生まれ。東京大学文学部卒業。プラハ・カレル大学留学の後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。広島大学助教授・神戸大学教授を経て、現在、専修大学教授・神戸大学名誉教授。スラヴ文化論専攻。
著書:『チェコ民族再生運動』(岩波書店)、『プラハのバロック』(みすず書房)、『マサリクとチェコの精神』(成文社)(サントリー学芸賞および木村彰一賞)、『黄金のプラハ』(平凡社)、『プラハ歴史散策』(講談社)など。
編著:『チェコ語日本語辞典』全5巻(成文社)、『PDICデジタル チェコ語日本語・日本語チェコ語辞典』(Vector)
訳書:パトチカ『歴史哲学についての異端的論考』(みすず書房)、クロウトヴォル『中欧の詩学』(法政大学出版局)、チャペック『マサリクとの対話』、『チャペック小説選集』第1・2・6巻(『受難像』『苦悩に満ちた物語』『外典』)、マサリク『ロシアとヨーロッパ』全3巻(Ⅱ・Ⅲは共訳)(以上、成文社)、フラバル『あまりにも騒がしい孤独』、シュクヴォレツキー『二つの伝説』(共訳)(以上、松籟社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。