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名前の哲学
二十世紀ロシア神名論の哲学
発行:成文社
A5判
縦215mm
横151mm
厚さ30mm
重さ 620g
352ページ
定価
5,000円+税
- 初版年月日
- 2021年1月30日
- 書店発売日
- 2021年1月15日
- 登録日
- 2020年12月28日
- 最終更新日
- 2020年12月28日
紹介
無神論に対抗して二十世紀初頭に花開いたロシア宗教哲学は、ロシア正教の言語観と神名論に着目した三人の哲学者による独自の言語哲学を生んだ。本書はその内の一人のセルゲイ・ブルガーコフによる『名前の哲学』の本邦初訳。ソロヴィヨフのソフィア論に影響を受け、あらゆる名詞の背後に人間を介した宇宙の発話と、宇宙を介した個人の発話を見て、これら人間によるすべての命名の頂点にある神名の啓示を説く。
目次
編集者前言(L・A・ザンデル)
第一章、言葉とは何か
第二章、発話と言葉
第三章、文法の哲学に向かって
第四章、言語と思考
第五章、「固有」の名前
第六章、神名
付章、イエスの御名についてのドグマのソフィア学的理解
訳者解題―S・N・ブルガーコフの『名前の哲学』を読むために
訳者あとがき
原注
上記内容は本書刊行時のものです。