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黒澤明と小林秀雄
「罪と罰」をめぐる静かなる決闘
発行:成文社
縦200mm
302ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2014年7月
- 登録日
- 2016年9月9日
- 最終更新日
- 2016年9月9日
紹介
なぜ映画"夢"は、フクシマの悲劇を予告しえたのか。1956年12月、黒澤明と小林秀雄は対談を行ったが、残念ながらその記事が掲載されなかったため、詳細は分かっていない。共にドストエフスキーにこだわり続けた両雄の思考遍歴をたどり、その時代背景を探ることで「対談」の謎に迫る。
目次
序章 「シベリヤから還つた」ムィシキン-小林秀雄のドストエフスキー論と黒澤明
第1章 映画"白痴"の魅力と現代性-戦争の「記憶」と洞察力
第2章 映画"生きものの記録"と長編小説『死の家の記録』-知識人の傲慢と民衆の英知
第3章 映画"赤ひげ"から"デルス・ウザーラ"へ-『白痴』のテーマの深化
第4章 映画"夢"と長編小説『罪と罰』-知識人の「罪」と自然の「罰」
上記内容は本書刊行時のものです。