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家で死んでもいいんだよ
高齢者を家で看取るための「お別れプロジェクト」
- 書店発売日
- 2018年11月8日
- 登録日
- 2018年9月28日
- 最終更新日
- 2018年10月6日
紹介
5割以上の人が希望する死亡場所として「自宅」を選びます。しかし現実は、現在の年間死亡数約140万人のうち、自宅死をしている人は17万人ほどで1割強に過ぎません。
この家で最期を迎えたい、また「家で看取る」という強い思いと、それを支える体制づくりがマッチしたとき、「希望を現実にできる」成果をあげられます。
一方、日本では本人の意思より、時に家族の気持ちがその意思と決定に大きな影響を及ぼします。「家族に迷惑をかけるから、家では死ねない」との配慮が、本人の意思決定を左右します。また老衰や認知症によって意思決定能力が低下した場合、本人に代わって家族が決定するケースが増えています。
本書は、高齢者本人を可能な限り「もっともよい状態に置く」ことを看取りの基準に、そして看取りが終結する最期の‘そのとき’からは、可能な限りよいお別れができるための案内と家族のケアを重視します。
家で最期を迎えたい高齢者を支える家族や、看取りにおけるケアを提供する人たち、またひとりで逝きたいと考える方々が、死を迎える高齢者を家で看取ること、ひとりで家で死に至ることに、展望を見ることができるように案内します。
目次
Part.1 心がまえ編
「家で死ぬ」ことが目的ではないのです/ 家で看取ることをお勧めする理由/ 家で看取ることを可能にするために/それでも迷う家での看取り/自宅死は警察沙汰になることが少なくない
Part.2 準備編
死に至る大まかな経過や時間的を知っておく/24時間365日の体制づくり/しっかりした連絡体制づくりが大切/家での看取りに向かう覚悟と、転ばぬ先の杖/「ひとり死」の準備について
Part.3 実践編
人がどのように死んでいくのかを知っておく/本人を「もっともよい状態に置く」ことが第一/最終確認事項をチェック/看取りをする家族の休養も大切
Part.4 終結編
呼吸が止まったらあとはどうするか/家で看取りができたことは最善/悲しみを我慢しないで
上記内容は本書刊行時のものです。