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ミッシング・ピーシズ アーヴィング・ケネス・ゾラ(著/文) - 生活書院
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ミッシング・ピーシズ (ミッシングピーシズ) アメリカ障害学の原点 (アメリカショウガイガクノゲンテン)

社会一般
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発行:生活書院
四六判
416ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-86500-117-4   COPY
ISBN 13
9784865001174   COPY
ISBN 10h
4-86500-117-4   COPY
ISBN 10
4865001174   COPY
出版者記号
86500   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月25日
書店発売日
登録日
2020年9月17日
最終更新日
2020年10月8日
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紹介

アメリカ障害学の原点にして古典となった名著 待望の翻訳刊行!

――人を半人前扱いするとはどういうことかという問いは、結局のところ、私たち全員に向けられた問いである。(本書、終章より)

身体(医学モデル)と社会(社会モデル)の二分法を架橋し、アメリカにおける「障害社会学」から「障害者の語りとしての障害学」への分水嶺ともなった、ゾラの主著にして必読の書。

目次

序文 ナンシー・メアーズ
謝辞

第1部 その前
 序章 「障害の克服」は物語の始まりにすぎない
 第1章 はじまりには理念があった
 第2章 初めての理想郷訪問

第2部 その間
 第3章 もりだくさんすぎる一日――五月二五日 木曜日
 第4章 一日を埋めつくす細々とした出来事――五月二六日 金曜日
 第5章 一年でもっとも華々しい夜――五月二七日 土曜日
 第6章 自分と向き合い、対話する――五月二八日日曜日
 第7章 権力も愛も、分かちあう事は難しい──五月二九日 月曜日
 第8章 立っているか座っているか、それですべてが違ってくる──五月三〇日 火曜日
 第9章 過ぎ去れど、忘れえぬ──五月三一日 水曜日

第3部 その後
 第10章 聞くのも難しいが、語るのはさらに難しい──身体障害者と慢性疾患患者という実際にはなりそうもないが、なったら問題だらけな世界についての考察
 第11章 廃疾にいたる四つの階段――性の否定、怒りの否定、脆弱さの否定、可能性の否定
 終章 インテグレーション、個人、社会についての、締めくくりではあるがとても終わりとはいえない考えのいくつか

解説――アメリカ障害学の原点 杉野昭博

著者プロフィール

アーヴィング・ケネス・ゾラ  (アーヴィング ケネス ゾラ)  (著/文

アーヴィング・ケネス・ゾラ(Irving Kenneth Zola)
1935年、アメリカ合衆国マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学卒業。医療社会学者。
16歳で罹患したポリオ・サバイバー。アメリカ障害学会(Society for Disability Studies)創設メンバーであり、学会ニュースレターの『季刊障害学』(Disability Studies Quarterly)は、生前ほとんど一人で編集していた。「アメリカ障害学創設の父」と呼ばれている。1994年没。

ニキ リンコ  (ニキ リンコ)  (翻訳

ニキ リンコ
1965年日本生まれ。出版翻訳者。
訳書にワイズ『奇跡の生還を科学する』(青土社)、アースキン『モッキンバード』、ブートン『人生の途上で聴力を失うということ』(明石書店)、バーンバウム『アノスミア わたしが嗅覚を失ってからとり戻すまでの物語』、デサール&タッターソル(三中信宏との共訳)『ビールの自然誌』(勁草書房)など。

杉野昭博  (スギノ アキヒロ)  (解説

杉野昭博
東京都立大学教授。障害学・社会福祉学。著書に『障害学――理論形成と射程』(東京大学出版会、 2007年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。