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どうする? どうなる? これからの「国語」教育
大学入学共通テストと新学習指導要領をめぐる12の提言
- 初版年月日
- 2019年7月
- 書店発売日
- 2019年7月24日
- 登録日
- 2019年6月19日
- 最終更新日
- 2019年7月19日
書評掲載情報
2019-12-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 伊藤氏貴(文芸評論家) |
2019-10-13 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2019-08-24 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
「戦後最大の改革」は、このままでは必ず失敗する。
この国のあらゆる教育と文化の要となる「国語」に今、何が起ころうとしているのか。
「論理国語」と「文学国語」とは?
「センター試験」(2020年廃止)後の「新共通テスト」(2021年開始)とは?
大きな議論を巻き起こした紅野謙介『国語教育の危機』から一年……高校・大学・予備校の現役教師12名が問題点と具体策を総合的に論じる。
これからの国語・日本語にたずさわるすべての人のための一冊、緊急刊行!
(「国語改革」問題・関連年表付き)
目次
はじめに
1 現状を分析する
いま「国語」の教育で何が起きているのか(紅野謙介・日本大学)
「新しい国語科」は何が問題なのか?――新学習指導要領のイデオロギー(五味渕典嗣・早稲田大学教育・総合科学学術院)
「高ため」のプリンシプルから――「非文学」に抗して(清水良典・愛知淑徳大学)
[コラム]学校を取り巻く環境の変化
2 新共通テストにおける「国語」をどう見るか
大学入学共通テストにおける「国語」をどう見るか――記述式問題を中心に(駒形一路・静岡県立掛川西高校)
「大学入学共通テスト」現代文の可能性と懸念(小池陽慈・河合塾)
「PISA型読解力」に結びつく国語教育・文学研究――高等学校新学習指導要領の問題点と新しい「読解力」の構築に向けて(大橋崇行・東海学園大学)
3 思考力・判断力・表現力を身につける
「論理的な文章」って何だろう?――「社会で使える言葉」を再考する(阿部公彦・東京大学)
国語の授業で「論理」を学ぶ(仲島ひとみ・ICU付属高校)
「判断力」の危機──学習者の意思決定におけるヒューリスティクス(跡上史郎・熊本大学)
[コラム]学習指導要領の拘束力はどこまでか
4 ことばの教育を作り出す
「国語」の授業とは何か(古田尚行・広島大学附属福山中高)
ことばの教育をめぐって――事実・現実を学ぶことと結びついたことばの教育を(小嶋毅・神奈川県立横浜修悠館高校)
国語教育と日本語教育(川口隆行・広島大学)
関連年表
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。