版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
スポーツ・健康と現代社会 武蔵野美術大学身体運動文化研究室(著) - 武蔵野美術大学出版局
.
【利用不可】

スポーツ・健康と現代社会 (スポーツ・ケンコウトゲンザイシャカイ)

スポーツ・健康
このエントリーをはてなブックマークに追加
A5判
240ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-86463-027-6   COPY
ISBN 13
9784864630276   COPY
ISBN 10h
4-86463-027-5   COPY
ISBN 10
4864630275   COPY
出版者記号
86463   COPY
Cコード
C3075  
3:専門 0:単行本 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2015年4月1日
書店発売日
登録日
2015年1月23日
最終更新日
2022年2月4日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

スポーツの力を使って、世界の国々と地域をつなぎ、個々の健康と社会を考える。

私たちが直面しているスポーツと健康に関する問題は、現代社会に生じる問題と複雑に絡み合っている。スポーツは個人的な自由な活動であると同時に、社会的に公共性をもった活動でもあるからだ。「スポーツと文化」「スポーツと現代政治」「現代社会と健康」「スポーツ・身体運動文化の学習方法」の構成により諸問題を照射する。

目次

はじめに

第1章 スポーツと文化

1 スポーツと身体運動文化
  1 スポーツというコトバをめぐって
  2 身体運動文化というコトバの提案
2 スポーツの構造
  1 スポーツの本質を考える
  2 スポーツの構造的把握
3 スポーツとメディア
  1 スポーツとメディアの互恵的関係
  2 「みるスポーツ」と「メディアスポーツ」
  3 スポーツとメディアの複合的関係
  4 メディアスポーツのあり方
4 スポーツ競技力と技術革新
  1 スポーツの競技力をどう捉えるか
  2 スポーツにおける技術革新
  3 スポーツにおける技術革新の問題性
5 スポーツと人権、平和
  1 オリンピック憲章とオリンピック・ムーブメント
  2 暴力に翻弄されるオリンピック
  3 平和学における平和・暴力概念
  4 国際的スポーツ法規の理念
6 スポーツと芸術(アート)
  1 芸術競技
  2 オリンピック開会式
  3 文化プログラム
  4 スポーツとデザイン
  5 スポーツと芸術

第2章 スポーツと現代政治

1 政治のなかのスポーツ、スポーツのなかの政治
  1 本章の課題
  2 スポーツ振興のための政治展開の事例
  3 スポーツの積極的政治利用の事例
  4 スポーツの否定的政治利用の事例
  5 複雑、多様なスポーツの政治利用
  6 スポーツ研究から見たスポーツと政治
2 スポーツ政策とは何か
  1 スポーツ政策研究の登場
  2 形成期のスポーツ政策
  3 1970年代以降のスポーツ政策研究の課題意識
  4 スポーツ政策の概念規定
  5 今日のスポーツ政策とスポーツ運動
3 現代日本のスポーツ政策の展開
  1 臨時教育審議会第3次答申以降のスポーツ政策
  2 スポーツ振興基本計画の策定
  3 自民党「スポーツ立国ニッポン」の公表
  4 民主党「スポーツ立国戦略」の公表
  5 民主党の成長戦略重視とスポーツ政策軽視
  6 スポーツ基本法の制定―意義と課題
  7 スポーツ基本計画の策定―概要と問題点
  8 地方スポーツ推進計画の事例検討
  9 2014(平成26)年度文部科学省スポーツ関係予算の特徴
  10 文部科学省と地方自治体のスポーツ関係予算の推移
  11 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の
     大会開催基本計画
4 スポーツ政策はいかに策定されるべきか
  1 現実のスポーツ政策
  2 あるべきスポーツ政策の考え方

第3章 現代社会と健康

1 健康とは何か
  1 WHOによる健康の定義
  2 日本人の平均寿命と健康寿命
  3 健康寿命
  4 日本人の死因
2 現代社会と健康政策
  1 現代人の生活と健康
  2 国民の健康と医療費抑制に向けた政策
3 エイジングと健康
  1 エイジング(aging)とは
  2 健康寿命と平均寿命
  3 骨粗鬆症
  4 ロコモティブシンドローム
4 身体の仕組みと機能
  1 身体活動の仕組み
  2 身体活動における酸素の利用
  3 骨格筋の仕組みと筋線維タイプ
  4 筋収縮のエネルギー
  5 最大筋力の心理的限界と生理的限界
5 形態・体力とその測定法
  1 体力
  2 行動体力における形態と機能
  3 文部科学省の新体力テスト
  4 新体力テストが測定する体力・運動能力
  5 身体組成の測定と評価
6 運動と健康
  1 運動を始める前に
  2 効果的に運動をするための基本原則
  3 運動開始の手順
  4 運動の実際
  5 ウォーミングアップとクーリングダウン
  6 運動中の水分補給の目安
7 栄養・食生活と健康
  1 なぜ食べるのか
  2 日本人の食生活
  3 カルシウムと骨
  4 メタボリックシンドローム
  5 日本人の食生活指針:食事バランスガイド
8 休養・睡眠
  1 睡眠と健康の維持・増進
  2 睡眠とは
  3 睡眠障害
  4 良質な睡眠
  5 まとめ
9 安全対策と応急手当て
  1 安全とは
  2 ハインリッヒの法則と正常化の偏見
  3 安全対策の3つの柱
  4 安全対策としての事故分析1
  5 応急手当て

第4章 スポーツ・身体運動文化の学習方法

1 学習方法の基礎となる考え方
  1 学習と練習
  2 当該スポーツの特質を考える
  3 練習の組み立て方
  4 練習のねらい・課題や方法を明確にする
  5 技術が上達していく筋道
  6 グループで学習するということ
2 ゴール型ゲームの技術・戦術学習
  1 ゴール型ゲームとは
  2 ゴール型ゲームの戦術学習
  3 コンビネーションの重要性
  4 ゲームに生きる練習を
3 ネット型スポーツの技術・戦術学習
  1 はじめに
  2 ネット型スポーツの近代化
  3 ネット型スポーツの技術・戦術の特徴
  4 硬式テニスの学習計画
4 ターゲット型ゲームの技術・戦術学習
  1 はじめに
  2 ゴルフの起源
  3 ゴルフの一般的特性
  4 他のスポーツにはないゴルフの特徴
  5 上手になるための基本チェックポイント
  6 通信教育スクーリングでの授業事例
5 打撃・進塁型ゲームの技術と戦術学習
  1 はじめに
  2 野球とソフトボールの主な違い
  3 上手になるための練習法
6 ダンスの指導と学習
  1 はじめに
  2 フラメンコ : flamenco
  3 エチュード

 あとがき

著者プロフィール

青沼 裕之  (アオヌマヒロユキ)  (著/文

1958年生まれ。筑波大学大学院体育科学研究科(博士課程)単位取得満期退学。専攻はイギリススポーツ史、スポーツ政策・運動論。著書に『近代ヨーロッパの探求8 スポーツ』(共著、ミネルヴァ書房、2002年)、『幻の東京オリンピックとその時代』(共著、青弓社、2009年)、『体育・スポーツの近現代』(共著、不昧堂、2011年)、論文に「苦悩するノエル=ベーカー ―1936年ナチ・オリンピックへの抵抗―」(一橋大学「人文・自然研究」第2号)、「『スポーツに参加する権利』のための闘い ―1930年代ロンドンの組織的日曜フットボール運動―」(一橋大学「人文・自然研究」第4号)、「第2次世界大戦下のBWSAと亡命SWSI ―国際労働者スポーツ運動の戦後再建に向けて―」(一橋大学「人文・自然研究」第6号)など。武蔵野美術大学教授。

森 敏生  (モリトシオ)  (著/文

1959年生まれ。広島大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。姫路獨協大学講師・助教授を経て、2006年に武蔵野美術大学に着任、現在に至る。専門分野は体育教育学。研究テーマは、体育教育におけるカリキュラム編成の原理と方法。著書に『体育科教育の研究』(共著、六甲出版、1994年)、『スポーツを知る・する・考える』(共著、不昧堂出版、1995年)、『スポーツ教育と実践』(共著、創文企画、1998年)、『教師と子どもが創る体育・健康教育の教育課程試案 第1巻』(共著、創文企画、2003年)、『体育実践とヒューマニズム』(共著、創文企画、2004年)、『中村敏雄著作集4 部活・クラブ論』(編著、創文企画、2009年)。武蔵野美術大学教授。

北 徹朗  (キタテツロウ)  (著/文

1977年生まれ。東海大学体育学部社会体育学科を卒業後、東海大学大学院、昭和大学大学院、国立大学法人東京農工大学大学院などで研究。博士(医学)(昭和大学)。現在の専門は、健康科学、健康教育学、授業開発論。ICU(国際基督教大学)、国立大学法人電気通信大学などの非常勤講師を経て、2010年に帝京科学大学こども学部児童教育学科専任講師、2012年に武蔵野美術大学造形学部身体運動文化に専任講師として着任。2015年現在、サイバー大学客員准教授、中央大学保健体育研究所客員研究員。日本運動・スポーツ科学学会理事、日本ゴルフ学会理事、公益社団法人全国大学体育連合常務理事。武蔵野美術大学准教授。

荻山 幸子  (オギヤマサチコ)  (著/文

1962年生まれ。学習院女子短期大学人文学部卒業。クラシックバレエの世界に入る。以降韓国舞踊、日本舞踊、アルゼンチンタンゴ、フラメンコ、スペイン舞踊の研鑽を積む。1989年スペイン留学。帰国後は独自の創作舞踊公演を行う。演劇グループATラボに参加、演劇の舞台にも立つ。振付、演出、演技指導を行っている。代表作に「古事記」「ロマンティックシリーズ」等。出演作にベケット「名づけえぬもの」(神奈川県芸術財団主催)、ギィ・フォワシィ「市民絶叫センター行き」、A.ストリンドベリ「強き者」、三島由紀夫「葵上」(劇団グスタフ、スウェーデン大使館公演)等。文化庁芸術祭、東京国際演劇祭、日韓ダンスフェスティバル、愛知芸術文化センター主催公演等への参加。恵泉女学園大学非常勤講師・東京高等バレエ学校講師・比較舞踊学会会員。武蔵野美術大学非常勤講師。

高橋 宗良  (タカハシムネヨシ)  (著/文

*「高」と「橋」は、異体字

東京学芸大学教育学部保健体育専攻卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科修了、修士(教育学)。その後、日本大学法学部卒業、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)単位修得満期退学。博士(保健学)、博士(教育学)。専門は運動方法学、安全教育学。武蔵野美術大学非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。