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戦時下の映画 岩本 憲児(著/文 | 編集) - 森話社
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戦時下の映画 (センジカノエイガ) 日本・東アジア・ドイツ (ニホンヒガシアジアドイツ)

芸術
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発行:森話社
A5判
368ページ
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-86405-140-8   COPY
ISBN 13
9784864051408   COPY
ISBN 10h
4-86405-140-2   COPY
ISBN 10
4864051402   COPY
出版者記号
86405   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年8月10日
書店発売日
登録日
2019年7月23日
最終更新日
2019年7月24日
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紹介

満洲事変後、日本は中国で戦争を拡大し、やがて対米英豪蘭との戦争に突入していった。
当時の映画は、娯楽としてだけでなく、ニュース映画などをとおして一大映像メディアへと急成長していた。
その影響力の大きさから、体制側は国策遂行の一環として映画に強い期待を寄せた。
本書では、日本国内の映画領域と、満洲、朝鮮、台湾、中国、ドイツに関する考察を交差させ、越境的な視点から「戦時下の映画」の多様な様相を浮かび上がらせる。

目次

[はじめに]
「映画戦」への遠い道程 岩本憲児

[Ⅰ 戦争の時代と映画]
映画統制構想の展開と映画工作 加藤厚子
“戦ふ映画館”──戦時下のオフ・スクリーン 近藤和都
日中戦時下の農村巡回映画の活動 平賀明彦
教化映画か教材映画か──「動く掛図」論争以後の教育映画/映画教育の言説と実践 渡邉大輔
戦時下の映画ジャーナリズム 古賀 太

[Ⅱ 越境する映画]
初期満映について──雑誌『満洲映画』の記事から 上田 学
『東遊記』論 門間貴志
朝鮮映画の戦時体制──第二世代朝鮮映画人と映画国策 鄭 琮樺
越境する植民地劇場──日帝末期・呉泳鎮のシナリオを中心に 李 相雨/渡辺直紀=訳
映画と台湾総督府の南進政策  李 道明/蔡 宜静=訳、岩本憲児・晏 妮=監訳
占領下の上海映画と日本映画──文化融合と非協力 晏 妮
“大東亜の歌姫”李香蘭の表象性──“幻”の映画『私の鶯』再検証 秦 剛
ドイツの銀幕における〈大東亜戦争〉 ハラルト・ザーロモン

著者プロフィール

岩本 憲児  (イワモト ケンジ)  (著/文 | 編集

早稲田大学名誉教授 専攻=映画史、映像論
『「時代映画」の誕生──講談・小説・剣劇から時代劇へ』(吉川弘文館、2016年)、『ユーモア文学と日本映画──近代の愉快と諷刺』(森話社、2019年)

晏 妮  (アン ニ)  (著/文 | 編集

日本映画大学特任教授 専攻=比較映画史、表象文化論
『戦時日中映画交渉史』(岩波書店、2010年)、『ポスト満洲 映画論──日中映画往還』(共編著、人文書院、2010年)

加藤 厚子  (カトウ アツコ)  (著/文

学習院女子大学非常勤講師 専攻=日本近現代史
『総動員体制と映画』(新曜社、2003年)、「映画会社の市場認識と観客」(藤木秀朗編『観客へのアプローチ』日本映画史叢書14、森話社、2011年)

近藤 和都  (コンドウ カズト)  (著/文

大東文化大学社会学部講師 専攻=メディア研究
「統制の映画配給――戦時下日本におけるメディア・インフラストラクチャーの再構築」(遠藤薫編『日本近代における〈国家意識〉形成の諸問題とアジア――政治思想と大衆文化』勁草書房、2019年)
「オフ・スクリーンの映像文化史――大正・昭和期の複合施設型映画館」(光岡寿郎・大久保遼編『スクリーン・スタディーズ――デジタル/メディア時代の映像経験』東京大学出版会、2019年)

平賀 明彦  (ヒラガ アキヒコ)  (著/文

白梅学園大学・短期大学名誉教授 専攻=日本近現代史
『戦前日本農業政策史の研究』(日本経済評論社、2003年)、『両大戦間期の日本農業政策史』(蒼天社出版、2019年)

渡邉 大輔  (ワタナベ ダイスケ)  (著/文

跡見学園女子大学文学部専任講師 専攻=日本映画史、映像文化論、メディア論
『イメージの進行形』(人文書院、2012年)、『スクリーン・スタディーズ』(共著、東京大学出版会、2019年)

古賀 太  (コガ フトシ)  (著/文

日本大学芸術学部教授 専攻=映画史
岩本憲児編『日本映画の海外進出──文化戦略の歴史』(共著、森話社、2015年)、岩本憲児ほか編『日本戦前映画論集──映画理論の再発見』(ゆまに書房、2018年)解説と解題

門間 貴志  (モンマ タカシ)  (著/文

明治学院大学文学部教授 専攻=映画史、アジア映画
『アジア映画にみる日本Ⅰ 中国・香港・台湾編』(社会評論社、1995年)、『朝鮮民主主義人民共和国映画史』(現代書館、2012年)

鄭 琮樺  (チョン ジョンファ)  (著/文

韓国映像資料院主任研究員、慶熙大学演劇映画学科兼任教授 専攻=韓国映画史、韓日比較映画史
『韓国映画100年史──その誕生からグローバル展開まで』(明石書店、2017年)、『韓国近代映画史──1892年から1945年まで』(共著、韓国・ドルベゲ、2019年)

李 相雨  (イ サンウ)  (著/文

高麗大学国語国文学科教授 専攻=韓国近代文学(韓国近代劇・映画)
『植民地劇場の演技されたモダニティー』(韓国・召命出版、 2010年)、『劇場、政治を夢見る』 (韓国・テオリア、 2018年)

渡辺 直紀  (ワタナベ ナオキ)  (翻訳

武蔵大学人文学部教授 専攻=韓国文学
『林和文学批評──プロレタリア文学と植民地的主体』(韓国・ソミョン出版、2018年)、『戦争する臣民、植民地の国民文化』(共編、ソミョン出版、2010年)

李 道明  (リー ドミン)  (著/文

香港バプテスト大学客員教授 専攻=映画史(ドキュメンタリーの歴史と美学)、 Historical Dictionary of Taiwan Cinema. Lanham, MD: Scarecrow, 2013, 『紀錄片:歷史、美學、製作、倫理』(修訂二版、台湾・三民書局、2015年)

蔡 宜静  (サイ ギセイ)  (翻訳

福建師範大学外国語学院准教授 専攻=日本近代文学
「台湾における日本映画の断絶と交流──一九五〇─一九七二」(『日本映画の海外進出』森話社、2015年)、「小説創作題材の源と異国旅行実践との関連――井上靖、松本清張と司馬遼太郎の三者間の比較」(『台大日本語文研究』第35期、台湾大学日本語文学系、2018年)

秦 剛  (シン ゴウ)  (著/文

北京外国語大学北京日本学研究センター教授 専攻=日本近現代文学
「東映動画『白蛇伝』におけるポストコロニアルな想像力──その中国表象の歴史的連続性を中心に」(『Intelligence インテリジェンス』第18号、文生書院、2018年3月)、「戦時末期の上海で発行された『大陸』──歴史に埋れた〈外地〉の日本語総合誌」(『早稲田文学』2018年初夏号、2018年4月)

ハラルト ・ ザーロモン  (ハラルト ザーロモン)  (著/文

ベルリン・フンボルト大学森鴎外記念館館長 専攻=日本近現代史
「『愛の一家』の映画化──戦時期日本とドイツ家庭小説」(岩本憲児編『家族の肖像──ホームドラマとメロドラマ』日本映画史叢書7、森話社、2007年)、「ドイツにおける日本映画の受容──最初期の鑑賞会から『十字路』『ハワイ・マレー沖海戦』へ」(『日本映画の海外進出』森話社、2015年)

上記内容は本書刊行時のものです。