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栄花物語 歴史からの奪還
発行:森話社
A5判
272ページ
定価
6,200円+税
- 初版年月日
- 2018年10月18日
- 書店発売日
- 2018年10月15日
- 登録日
- 2018年10月4日
- 最終更新日
- 2018年10月4日
紹介
〈物語〉としての読み
『栄花物語』を嚆矢とする歴史物語は、これまで文学作品と認識されつつも、「歴史書」であるともみなされてきた。しかし、『栄花物語』が〈物語〉であることの意味を真に問うため、「歴史書」という認識をいったん傍らに置いて、『栄花物語』を徹底的に〈物語〉として読み、その論理や表現の構造を明らかにする。
目次
物語と歴史の境界あるいは侵犯=高橋 亨
エクリチュールとしての『栄花物語』=桜井宏徳
藤原登子──〈物語化〉された尚侍=高橋照美
源倫子──その摂関家の正妻らしからぬ行動=吉海直人
永平親王の語りをめぐって=土居奈生子
『栄花物語』の立后と「一の人」=村口進介
『栄花物語』「みはてぬゆめ」巻の構造=星山 健
二人のかぐや姫=久保堅一
『栄花物語・初花』の〈語り手女房〉=山下太郎
『栄花物語』、固有の〈歴史〉語り=辻 和良
『栄花物語』進命婦考=廣田 收
『狭衣物語』と『栄花物語』についての一考察=神田龍身
上記内容は本書刊行時のものです。