..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
雑誌メディアの文化史
変貌する戦後パラダイム[増補版]
発行:森話社
四六判
392ページ
定価
2,900円+税
- 書店発売日
- 2017年4月19日
- 登録日
- 2017年4月14日
- 最終更新日
- 2017年4月14日
紹介
時代を生み、時代から生み落とされた雑誌の数々──。週刊誌・女性誌・総合誌・マンガ誌など、世相やライフスタイルと共振しながら、戦後の日本文化をつくりあげた雑誌メディアの軌跡をたどる。好評・品切の2012年の初版に、マガジンハウス論とニューミュージック・マガジン論を加え、+80ページの増補版。
目次
[Ⅰ 戦後パラダイムと雑誌]
「編輯」と「綜合」──研究領域としての雑誌メディア=大澤聡
一九五〇年代『週刊朝日』と大宅壮一──連載「群像断裁」をめぐって=阪本博志
「主婦」を巡るパラダイム転換──『婦人公論』と『暮しの手帖』=中尾香
高度経済成長の到来と週刊誌読者──総合週刊誌とその読者であるサラリーマンを中心に=浅岡隆裕
ライフスタイルの多様化と女性雑誌──一九七〇年代以降のセグメント化に注目して=橋本嘉代
雑誌文化の先駆者としてのマガジンハウス──“遊び”からいい仕事が生まれた時代の申し子=谷川建司
[Ⅱ 越境する雑誌メディア]
『popeye』におけるアメリカニズムの変容と終焉──若者文化における「モノ」語り雑誌の登場とその帰結=岡田章子
『日本文摘』の日本論──台湾の近代化とアイデンティティの揺らぎ=林鴻亦
文化輸出としての版権ビジネス──東アジアにおける『Ray』と北米における『週刊少年ジャンプ』=玉川博章
メディア・ミックス・コミックス──マンガが読者と出会う場所=小林義寛
ポピュラー音楽と〈情況〉──『ニューミュージック・マガジン』から『ミュージック・マガジン』へ=山崎隆広
あとがき
増補版あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。