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慰霊の系譜 : 死者を記憶する共同体
発行:森話社
縦200mm
282ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2013年11月
- 登録日
- 2017年5月8日
- 最終更新日
- 2017年5月8日
紹介
戦争や自然災害事故などによる死者を私たちはどのように慰め祀ってきたのか。家族・地域・国家というレベルの異なる共同体における慰霊を系譜的に明らかにし死者をめぐる営みのゆくえを見さだめる。
目次
序論 近代国家と死者の「記憶」の問題
1 歴史のなかの慰霊の諸相(耳塚・鼻塚・鉄火塚-村の慰霊碑が語る戦国の伝説
近世の戦死者祭祀-柳川藩・三池藩を中心に
殉職警官の慰霊と顕彰-「巡査大明神」増田敬太郎の場合
異常死者葬法の習俗をめぐって-『日本民俗地図(葬制・墓制)』記載資料を読み直す
地域における戦没者碑の成立と展開
戦後地域における戦争死者慰霊祭祀)
2 戦後における罹災者に対する慰霊・追悼(東日本大震災による被災死者の慰霊施設-南相馬市から仙台市
慰霊、継承、教訓の場としての御巣鷹の尾根
変質する慰霊行事-「阪神淡路大震災1・17のつどい」の現場から
現場から考える罹災者慰霊の特徴)
今後の研究のために-「慰霊の系譜」と「慰霊研究の系譜」から
上記内容は本書刊行時のものです。