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王朝びとの生活誌 : 『源氏物語』の時代と心性
発行:森話社
縦20mm
347ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2013年3月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2013-05-19 | 日本経済新聞 |
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紹介
生活誌からみた文化と心性。宮廷空間の王権とジェンダー、恋愛・結婚をめぐる儀礼、宴と政治の関係、あるいは占いと信仰など王朝びとの生活のありさまを『源氏物語』をはじめとする王朝文学はどのように描いているのか。性差や家、階級など平安朝の歴史的現実の中で生きた人々の営みを文学と歴史学の共同作業によって明らかにする。
目次
座談会 王朝の生活誌をどうとらえるか-歴史と想像力の交差する場へ(小嶋菜温子・倉田実・服藤早苗)
1 宮廷空間とジェンダー(童女御覧の成立と変容-平安王朝五節儀のジェンダー眼差し
『源氏物語』の後宮と密通 ほか)
2 恋愛と結婚(平安貴族の求婚事情-懸想文の「言ひ初め」という儀礼作法
『源氏物語』の結婚と儀礼-古注釈を手がかりに ほか)
3 宴の文化と政治(『源氏物語』と催馬楽-ハレの時空から性愛・結婚まで
『源氏物語』における酒宴と和歌-「少女」巻行幸の酒宴を中心に ほか)
4 占いと信仰(『源氏物語』と物忌
『蜻蛉日記』の火災記事と火災占 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。