..
書店員向け情報 HELP
あきらめなかった男
大黒屋光太夫の漂流記
発行:静山社
四六判
256ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2023年5月10日
- 書店発売日
- 2023年5月12日
- 登録日
- 2023年2月24日
- 最終更新日
- 2023年4月13日
紹介
江戸時代は鎖国により、海外への渡航は禁止されていました。そんな時代に、はるかサンクトペテルブルクまで10年間にもわたる大冒険をした男たちがいたのです。船頭・大黒屋光太夫と船乗りたちです。彼らの船は嵐に遭い、何ヶ月もの漂流のはてにロシアの離島にたどり着きました。船を失い、言葉も通じず、食べ物も口に合わない。そんな異国の地で、いくつもの月日を数えます。帰国の許可を得るためには、帝都まで行って許可を得なければなりません。気の遠くなるような長い旅のなかで、病気で命を落とす者、現地の女性と結婚する者、キリスト教に改宗する者など、船乗りたちは様々な運命をたどります。しかし、どんな困難な状況におかれても、船頭の光太夫は帰国をあきらめることはありませんでした。そして、ついにエカチェリーナ女帝への謁見が実現します。不屈の漂流者の冒険を描く歴史アドベンチャー。
上記内容は本書刊行時のものです。