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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
直接取引:
あり(自社)
耳の叔母
発行:書肆侃侃房
四六判
240ページ
上製
定価
1,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年10月25日
- 書店発売日
- 2022年10月31日
- 登録日
- 2022年10月6日
- 最終更新日
- 2022年10月26日
書評掲載情報
2023-02-25 |
毎日新聞
朝刊 評者: 小島ゆかり(歌人) |
2022-11-26 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 平田俊子(詩人) |
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紹介
怖れと闇と懐かしさ
ムラタワールドの「短編愛」
短編はコロコロと手の上で転がしながら考える。
うまく芽がでてすくすく伸びると、やがてひとつの「話」がひらく。
芥川賞作家、村田喜代子の選りすぐりの短編8編を収録。
美とおののきの短編アンソロジー。
「女の子って、夜見るとなんだか気味悪いな」とつぶやいた。蛍見物の人の群から離れて、わたし達は明滅する火に囲まれていた。それらの火は、わたしが「消えろ」と心に思うと消え、「点いて」と思うと本当に点くような気がした。わたしは沢山の蛍を従えて、タケオの前に立っているのだった。「あたしがこわいの?」 ――「流れる火」より
上記内容は本書刊行時のものです。