版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
耳の叔母 村田喜代子(著/文) - 書肆侃侃房
.

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文FAX番号:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

直接取引: あり(自社)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

耳の叔母 (ミミノオバ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:書肆侃侃房
四六判
240ページ
上製
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-86385-547-2   COPY
ISBN 13
9784863855472   COPY
ISBN 10h
4-86385-547-8   COPY
ISBN 10
4863855478   COPY
出版者記号
86385   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年10月25日
書店発売日
登録日
2022年10月6日
最終更新日
2022年10月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2023-02-25 毎日新聞  朝刊
評者: 小島ゆかり(歌人)
2022-11-26 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 平田俊子(詩人)
MORE
LESS

紹介

怖れと闇と懐かしさ
ムラタワールドの「短編愛」

短編はコロコロと手の上で転がしながら考える。
うまく芽がでてすくすく伸びると、やがてひとつの「話」がひらく。

芥川賞作家、村田喜代子の選りすぐりの短編8編を収録。

美とおののきの短編アンソロジー。


「女の子って、夜見るとなんだか気味悪いな」とつぶやいた。蛍見物の人の群から離れて、わたし達は明滅する火に囲まれていた。それらの火は、わたしが「消えろ」と心に思うと消え、「点いて」と思うと本当に点くような気がした。わたしは沢山の蛍を従えて、タケオの前に立っているのだった。「あたしがこわいの?」  ――「流れる火」より

著者プロフィール

村田喜代子  (ムラタキヨコ)  (著/文

1945(昭和20)年、福岡県北九州市八幡生まれ。1987年「鍋の中」で芥川賞を受賞。1990年『白い山』で女流文学賞、1992年『真夜中の自転車』で平林たい子文学賞、1997年『蟹女』で紫式部文学賞、1998年「望潮」で川端康成文学賞、1999年『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞、2014年『ゆうじょこう』で読売文学賞、2019年『飛族』で谷崎潤一郎賞、2021年『姉の島』で泉鏡花文学賞をそれぞれ受賞。ほかに『蕨野行』『光線』『八幡炎炎記』『屋根屋』『火環』『エリザベスの友達』『偏愛ムラタ美術館 発掘篇』など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。