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木々、坂に立つ 黄順元(著/文) - 書肆侃侃房
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9784863855267

木々、坂に立つ

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発行:書肆侃侃房
四六判
288ページ
上製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-86385-526-7   COPY
ISBN 13
9784863855267   COPY
ISBN 10h
4-86385-526-5   COPY
ISBN 10
4863855265   COPY
出版者記号
86385   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年7月27日
書店発売日
登録日
2022年7月5日
最終更新日
2022年7月20日
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紹介

南北分断と朝鮮戦争をめぐる若者群像

いつの時代も戦争で被害に遭わない若者はいない。戦地に送られ生死の境をさまよったあげく、除隊後も不安定な精神状態から逃れられないのだ。残され、ただ待ち続けた女性たちも例外ではない。


廉想渉につづき、韓国の現代文学への橋渡しをした大物作家の一人、黄順元は、廉想渉よりも十八歳年下で、南朝鮮に越南してきた。創作の質と量から見ても廉想渉に匹敵する大作家と言って差し支えない。性描写がかなり露骨であるのも当時の韓国小説としては異色である。本作を読み終えたとき、きれいごとではないどぎつい臨場感に圧倒された。戦場での苦しみは、消えることがない。日本文学ともまた違う、この時代の朝鮮文学によって、外国文学を読む意義と醍醐味を再認識したのもこの作品だった。(訳者)

【あらすじ】
戦争前はエリート候補のはずだった大学生3人は学徒兵に。一番不器用なドンホは最前線の歩哨に立って自殺。除隊後、飲み歩くヒョンテは娼婦の自殺幇助で収監される。ただ一人、ユングだけは養鶏業を始めて何とか生き抜いていこうとするが……。

目次

第一部

第二部

「木々、坂に立つ」解説

著者プロフィール

黄順元  (ファンスノン)  (著/文

1915年、平壌近郊で生まれ、15歳ごろから詩などを発表し始める。1934年、日本に留学し1939年、早稲田大学英文科を卒業して帰国。1946年、南朝鮮に越南し、ソウルで国語教師。その後、短編100余篇と長編7篇を発表した。中でも短編「鶴」(1953年)は韓国の高校国語の教科書に、「にわか雨」(1953年)は中学の国語教科書にそれぞれ掲載されている。1957年、芸術院会員、慶熙大学校文理大学教授(~80年)。1983年、大韓民国文学賞本賞を受賞。2000年、死去。(金冠文化勲章を追贈)

白川豊  (シラカワユタカ)  (翻訳

1950年、香川県生まれ。1975年、東京大学文学部卒業。1979年、韓国に留学し、東国大学校大学院国語国文学科博士課程修了。九州大学文学部助手( 朝鮮史学研究室)などを経て、1994年、九州産業大学国際文化学部教授(朝鮮近現代文学などを担当)、2020年、同大学名誉教授。著書『植民地期朝鮮の作家と日本』(1995年)、『朝鮮近代の知日派作家、苦闘の軌跡』(2008年)、『張赫宙研究』(2010年)、訳書『三代』(廉想渉作、2012年)、『驟雨』(廉想渉作、2019年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。