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自由 大口玲子(著/文) - 書肆侃侃房
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自由 (ジユウ)

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発行:書肆侃侃房
四六変型判
168ページ
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-86385-435-2   COPY
ISBN 13
9784863854352   COPY
ISBN 10h
4-86385-435-8   COPY
ISBN 10
4863854358   COPY
出版者記号
86385   COPY
Cコード
C0092  
0:一般 0:単行本 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年11月4日
最終更新日
2021年6月17日
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書評掲載情報

2021-03-28 南日本新聞  朝刊
評者: 佐藤モニカ
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紹介

海暗くあるのみ白き灯台は光の問ひを投げつづけをり

東日本大震災からまもなく10年。宮崎で暮らしながら、他の人々のために、自分自身からも自由であることを模索しようする本歌集は、読む人に「自由とはなにか」を問い続けます。


【自選6首】
海暗くあるのみ白き灯台は光の問ひを投げつづけをり
ジャカランダの落ちたる花も木に残る花もむらさきにけぶるあしたは
見せることあらねど見せしめのごとき死を死ぬのか人は目隠しをされ
川沿ひと信じ歩いてきた朝のここは川ではなくて海峡
晩おそなつ夏の阿修羅像きみは正面をわれは左の顔を見てをり
オーロラを動かすマウスに触れて子はひとり極地に立つごと冷えて

著者プロフィール

大口玲子  (オオグチリョウコ)  (著/文

1969年東京都大田区生まれ。歌誌「心の花」所属。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。中国長春市、東京や仙台市や福島市で日本語教師をつとめる。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第44回角川短歌賞受賞。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。歌集に『海量』(雁書館 1998)、『東北』(雁書館 2002)、『ひたかみ』(雁書館 2005)、『トリサンナイタ』(角川書店 2012)、『桜の木にのぼる人』(短歌研究社 2015)、『ザベリオ』(青磁社 2019)、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』(邑書林 2008)、『神のパズル』(すいれん舎 2016)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。