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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
直接取引:
あり(自社)
自由
発行:書肆侃侃房
四六変型判
168ページ
並製
価格
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年12月25日
- 登録日
- 2020年11月4日
- 最終更新日
- 2021年6月17日
書評掲載情報
2021-03-28 |
南日本新聞
朝刊 評者: 佐藤モニカ |
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紹介
海暗くあるのみ白き灯台は光の問ひを投げつづけをり
東日本大震災からまもなく10年。宮崎で暮らしながら、他の人々のために、自分自身からも自由であることを模索しようする本歌集は、読む人に「自由とはなにか」を問い続けます。
【自選6首】
海暗くあるのみ白き灯台は光の問ひを投げつづけをり
ジャカランダの落ちたる花も木に残る花もむらさきにけぶるあしたは
見せることあらねど見せしめのごとき死を死ぬのか人は目隠しをされ
川沿ひと信じ歩いてきた朝のここは川ではなくて海峡
晩おそなつ夏の阿修羅像きみは正面をわれは左の顔を見てをり
オーロラを動かすマウスに触れて子はひとり極地に立つごと冷えて
上記内容は本書刊行時のものです。