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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
直接取引:
あり(自社)
リリカル・アンドロイド
発行:書肆侃侃房
四六変型判
144ページ
並製
価格
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2020年4月16日
- 登録日
- 2020年3月11日
- 最終更新日
- 2020年5月8日
書評掲載情報
2020-07-06 |
ダ・ヴィンチ
8月号 評者: 桑島まさき |
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紹介
短歌をこころから楽しんだ季節の記録
かつてニューウェーブと呼ばれ、暴走と迷走を繰り返した日々を経て、しばらくは短歌に苦しめられてもいましたけれど、四十歳を過ぎた頃、ふたたび蜜月とでも言いましょうか、書くことが楽しくてしかたない季節がやって来ました。(あとがきより)
「ニューウェーブ短歌」を牽引した一人、荻原裕幸による、19年ぶりの第6歌集。
さまざまな境界線が滲み合い、交差する中で
あふれ出すのは不可逆的かつ永遠的な「いま」の抒情だ。
矛盾と異化を含んだ梅の花の心地良い香りに誘われて、
荻原裕幸は今日も現代短歌の〈夢〉をリリカルに完食する。
濱松哲朗
荻原さんの今までの歌集のなかでいちばんいいと思います。
平岡直子
目次
不断淡彩系
誰かが平和園で待つてる
空が晴れても妻が晴れない
桜底彷徨帖
ご機嫌よう瑞穂区
江戸秋雲調
誰でもないひと
蕪と無のブルース
この世から少し外れて
兵隊となるなりゆき
触れると梅だ
遭難のあとさき
四畳半の半の永遠
みづのかたち
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。