書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
写真と証言で伝える世界のヒバクシャ1
マーシャル諸島住民と日本マグロ漁船乗組員
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2019年12月25日
- 登録日
- 2020年11月16日
- 最終更新日
- 2022年5月20日
紹介
米国の核実験によりマーシャル諸島で被ばくした住民と日本の元マグロ漁船乗組員の被ばくの実相
Ⅰ 大学生向け平和図書 写真と証言で知る世界のヒバクシャの実態
「唯一の被爆国」といわれてきた日本。しかし2017年国連で122か国の賛成で採択された「核兵器禁止条約」に日本は不参加。なぜ日本が参加しない中、世界で核兵器反対の大きなうねりができているのか。日本人が知らない世界のヒバクシャの実態を写真と証言でわかりやすく解説。
Ⅱ 米国の核実験によるマーシャル諸島ヒバクシャの写真・証言 記録
著者が1978年から30数回マーシャル諸島を訪問し、撮影、インタビューしたロンゲラップ島44人のヒバクシャとウトリック島3人のヒバクシャ。貴重なヒバクシャたちの歴史的記録を掘り起こした。
Ⅲ 「歴史は繰り返す」―マーシャル&福島― 放射能汚染による強制避難と帰還困難な故郷
核兵器実験場近くの島の人々は強制避難させられた。核実験後いったん帰島できても放射能の汚染濃度が高く、再び期間困難に。福島原発震災の被害住民と重なるマーシャルのヒバクシャたち。
Ⅳ ビキニ水爆実験で被ばくした日本のマグロ漁船乗組員の写真と証言
1954年3月1日ビキニ環礁での水爆実験でたくさんの日本のマグロ漁船が被ばくした。焼津、三崎、高知の被ばくした漁船乗組員の貴重な証言を収録した。
目次
1 被爆者から「ヒバクシャ」へ
-世界のヒバクシャの概要―
2 マーシャル諸島の核兵器実験と被ばくの歴史
-核実験場とさせられた島々と終らない被ばく被害―
3 マーシャル諸島概観
-海に囲まれた暮らしと被ばく被害の間で―
4 「水爆ブラボー実験」
-広島投下型原爆の1000倍の威力―
5 ビキニ島住民の移住と再移住
-故郷を棄てさせられた人々―
6 もう一つの核実験場エニウェトク環礁と住民
-被ばく被害を受けた人々が、汚染物質の捨て場と向き合いながら暮らす―
7 「水爆ブラボー実験」のヒバクシャ
-被ばくさせられた人々の声の記録―
8 ロンゲラップ島の暮らし
-自然とともに、つつましやかに暮らす人々―
9 ロンゲラップ島住民のメジャト島への移住
-「安全」と言われ続けた末に―
10 ミサイル実験場クワジェレン島とイバイ島
-さまざまな問題に見舞われる小さな島の暮らし―
11 首都マジュロ島
-被ばく被害を胸に刻みながら生きる人々―
12 日本のビキニ被ばく漁船と乗組員
-あいまいなままの被ばく被害―
13年表
上記内容は本書刊行時のものです。