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「自分づくり」がひらく未来
子どもの願いを支える教育課程の創造
- 初版年月日
- 2023年5月20日
- 書店発売日
- 2023年5月18日
- 登録日
- 2023年4月21日
- 最終更新日
- 2023年5月12日
紹介
学校教育で多用される「自分づくり」とはどんなものだろう。
教育と発達の視点から「自分づくり」をとことん追究し、子ども・若者たちの内面の育ちを大切にした教育課程づくりに取り組む鳥取大学附属特別支援学校。国公立学校で唯一専攻科が設置されており、教育目標にあるのは“生活を楽しむ”の言葉。小学部から高等部専攻科までの14年という長い時間の中で、こうなりたいという願いと葛藤を繰り返しながら、子ども・若者たち自身が自分を主体的に創り出していく。
研究協力されている先生方のコラムも魅力。
目次
第1章 児童生徒学生の「自分づくり」を支援する学校
1 本校教育理念「生活を楽しむ」
2 「自分づくり」を示す内面の自己運動
3 願いは、発達の原動力
4 発達の特徴を理解する─「自分づくりの段階表」を活用して
5 子どもが主体─「生活を楽しむ」授業づくりと教師の役割
6 時代に左右されることのない人格形成へのアプローチ
第2章 「自分づくり」を支える教育課程の創造
1 本校教育の基本理念
2 教育実践
3 ライフステージと教育課程
4 研究の目的と研究計画
5 研究実践
第3章 「自分づくり」を育む日々の実践
小学部 友だちの中でチャレンジする気持ちをふくらませながら
─児童期の「自分づくり」
中学部 新たな仲間に囲まれて発揮する自分らしさ
─青年期前期(思春期)の「自分づくり」
高等部本科 自分と向き合い、揺れ動く3年間を追って
─青年期の「自分づくり」
高等部専攻科 小学部から専攻科まで、13年間の育ちを追って
─青年期から成人期前期の「自分づくり」
special column
ライフステージに応じた発達保障(鳥取大学 寺川志奈子)
生涯学習の視点から“自分づくり”を考える(鳥取大学 川井田祥子)
ゆっくり発達する権利を支える(立命館大学、前鳥取大学附属特別支援学校長 三木裕和)
14年間を見通しつつ節目節目でゆさぶり・はぐくむ教育実践づくり(大阪成蹊大学、鳥取大学名誉教授 渡部昭男)
青年期教育の視点からみた専攻科の意義(鳥取短期大学 國本真吾)
上記内容は本書刊行時のものです。