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明治国家と柳田国男
「地方」をめぐる「農」と「民俗」への探求
発行:弦書房
四六判
並製
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年7月30日
- 書店発売日
- 2020年7月30日
- 登録日
- 2021年6月17日
- 最終更新日
- 2021年10月8日
書評掲載情報
2021-10-31 |
北海道新聞
評者: 杉田俊介・批評家 |
2021-10-24 |
日本農業新聞
朝刊 評者: 伊藤澄一・ 日本協同組合連携機構(JCA)客員研究員 |
2021-10-15 |
週刊読書人
評者: 室井康成(民俗学者) |
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紹介
本書は、知の巨人・柳田国男(1875-1962)を、明治国家官僚としての側面と農村各地を視察して民俗学の基礎を築いた側面に光をあて、彼が描いた真の近代化への道筋を探求した好著。近代化の再編が始まった明治四十年代、柳田は「地方」復興の糸口をどこに求めたのか。若き日に体得した身体的感受性でとらえた前近代の世界(民俗)を再評価し、それを基盤にして地方へ「産業組合」普及のための旅を重ねる。民俗学を基礎に、近代的な農政学を駆使して復興の方法を模索した、多様性に富んだユニークな生涯をたどる。
目次
Ⅰ 明治国家官僚への途――1柳田国男の少年体験/2柳田国男の青年体験―文学の抒情と屈折/3 明治国家官僚―「農」と「民俗」/4『最新産業組合通解』/5近代農政学の特質/6『時代ト農政』
Ⅱ 明治近代主義への懐疑―民俗への志向――1明治近代主義への懐疑と批判/2明治国家の再編運動―地方改良の理念/3明治四十年代―柳田国男の思想と行動/4『郷土誌論』における方法としての「地方」/5柳田国男の近代化論/6柳田国男―民俗への志向
Ⅲ 学問体系の樹立――1モダニズムと柳田国男/2自己認識の学―常民の思想
近代日本思想史研究と柳田国男
柳田国男年譜
上記内容は本書刊行時のものです。