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占領下のトカラ
北緯三十度以南で生きる
発行:弦書房
四六判
208ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年5月17日
- 書店発売日
- 2021年5月31日
- 登録日
- 2021年4月12日
- 最終更新日
- 2021年5月24日
書評掲載情報
2021-10-28 |
日本経済新聞
全国 評者: 取材記事 |
2021-08-01 | 読売新聞 朝刊 |
2021-07-31 | 西日本新聞 朝刊 |
2021-06-12 |
西日本新聞
朝刊 評者: 前山光則(作家) |
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紹介
◆太平洋戦争終結後、トカラ列島(鹿児島県十島村)を含む北緯三十度以南の島々は日本から切り離され、米軍の軍政がしかれた。国境の島となったトカラの人々は、生きるためにさまざまな開拓を実行、さらに物資調達のための密航船まで仕立てて暮らしを立ててゆかねばならなかった。
◆当時、活路を見出そうとしていた島民・移住民たち(復員兵、引揚げ者、元鉱夫、素潜り漁師、市電の元車掌、大工……)の世話役(区長、村議)として、したたかに生き抜いた帰還兵・半田正夫氏の真実の声が語る知られざる戦後史‼
目次
序 「ミッコウ」時代の幕開け
北緯三十度線が国境となる
Ⅰ 復員、そして占領下の与論島へ
アメリカから呼出しがきた
Ⅱ 密貿易で生きる
ジェットエンジンもズロースも密輸品のうち
Ⅲ 開拓行政
軍会に活かされた笹森儀助案
開拓農協以前
お前ならできる、大工をやらんか
復帰直後
海運業の誕生
日之出合衆国
地下足袋を履いた分校主任
上記内容は本書刊行時のものです。