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死民と日常
私の水俣病闘争
発行:弦書房
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ20mm
288ページ
上製
定価
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年11月
- 書店発売日
- 2017年10月17日
- 登録日
- 2017年9月13日
- 最終更新日
- 2017年10月4日
書評掲載情報
2017-12-24 | 毎日新聞 朝刊 |
2017-11-12 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 吉田司(ノンフィクション作家) |
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紹介
著者初の水俣病闘争論集ー水俣病問題の原点がここにある。
裁判闘争でもなく公害闘争でもない水俣病闘争とは何だったのかー
昭和31年(1956)、水俣病が公式に確認されてから2017年で61年がたつ。この長い事件史の中で、企業・行政の責任、謝罪・補償、患者認定の制度、被害の状況・対策など様々な問題が全国的に取りあげられる原点となった出来ごとが、本書のテーマ「水俣病闘争」である。昭和44年(1969)、いかなる支援も受けられず孤立した患者家族らと立ち上がり、〈闘争〉を支援することに徹した著者による初の闘争論集。当初、患者たちはチッソに対して何を求めたのか。市民運動とは一線を画した〈闘争〉の本質を改めて語る注目の一冊。
目次
【I】闘争のさなかで
現実と幻のはざまで/死民と日常/流民型労働者考/チンプンカンプンとしての裁判/終りなき戦いの序章/私説自主交渉闘争/『わが死民』解説
【II】あの闘争とは何だったのか
水俣から訴えられたこと(真宗寺講演録)/『わが死民』あとがき/義の人の思い出/「許す」という意味
《資料》
水俣病患者の最後の自主交渉を支持しチッソ水俣工場前に坐りこみを/われわれは存在をかけて処理委回答を阻止する/三宅さんの訴訟取下げについて
上記内容は本書刊行時のものです。