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Fishing Café VOL.70 シマノ(著/文) - 木楽舎
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Fishing Café VOL.70 (フィッシングカフェ)

スポーツ・健康
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発行:木楽舎
A4変型判
価格 582円+税
ISBN
978-4-86324-166-4   COPY
ISBN 13
9784863241664   COPY
ISBN 10h
4-86324-166-6   COPY
ISBN 10
4863241666   COPY
出版者記号
86324   COPY
Cコード
C0075  
0:一般 0:単行本 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年11月2日
最終更新日
2021年12月13日
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紹介

魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」

「日本の博物学が世界に誇る最大の遺産は、美しい彩色が施された魚類図譜です。質と量ともに江戸から明治、大正にかけて、日本ほど魚類図譜の成果を上げた地域は、ほかに見あたりません。」作家、博物学研究者の荒俣宏さんは、そう称賛の声を上げる。世界最古の魚類彩色図譜といわれる『モルッカ諸島魚類彩色図譜』(1718~1719年)に描かれた魚の数は約400点。以後、20世紀初頭までヨーロッパを中心に大作の魚類図譜が次々と出版された。そして、高松藩5代藩主・松頼頼恭の命に奉じて制作された、日本で初期の彩色魚譜「衆鱗図」(1760年前後)は、 立体的な折立形式の全四帖に723点の海の生き物が描かれ、名だたる世界の魚類図譜をしのぐ規模と完成度を誇る。しかし、残念なことに、日本の博物魚譜は筆写本にとどまり、欧米のように石版を起こしての印刷に至らなかったことで、このような素晴らしい魚譜の存在が世界に周知されなかった。「日本の魚類図譜は、生き生きと描かれています。刺身を食べている民族ですからね。描いた絵がおいしそうに見えないとだめなのです」荒俣さんが語るように、日本の魚類図譜に宿る生命感を見つめると釣り人ならなおさらのこと、これまでとは一味も二味も違う新しい見識が芽生えるかもしれない。

目次

3 ◎巻頭インタビュー TAKAHIRO ―晴れのち快晴、本日是 釣り日和―
13 ◎特集:魚類図譜に込められた「知の冒険・智の愉悦」
15 ◎荒俣宏の魚譜曼荼羅へ、ようこそ!
23 ◎松平頼恭の命により生み出された「衆鱗図」の驚異
27 ◎Column 『衆鱗図』芸術的価値の源泉
29 ◎近代の傑作魚類図譜『日本水産魚譜』
33 ◎堀田龍之助の水族図譜と博物コレクション
37 ◎江戸後期・末期に生まれた傑作魚類図譜
41 ◎美しく珍しい、我らの海の彩色図譜

●連載コラム
45 太公望万歳! 福田蘭童(尺八奏者、作曲家、随筆家)
47 うたぐる釣り人/アーサー・ビナード
49 WATER FRONT GALLERY/村上康成
51 釣人たちの輪舞曲/錦織則政
58【釣具物語】釣具、漁具の歴史とその変貌
63 同じ水、同じ流れの中で/土屋守
68 フィッシング・カフェ・クラブ Fishing Café CLUB

前書きなど

江戸時代中期から、日本の博物学は大きく花開いた。なかでも世界に誇る最大の遺産が、美しい彩色を施した魚類図譜だ。四方を海に囲まれ、暖流と寒流が激しくぶつかる豊かな漁場に恵まれた環境のなかで、江戸の博物学者たちは、華麗な博物図鑑を次々と生み出した。今から約250年前、発明家・博物学者として知られる平賀源内は、高松藩主松平頼恭の命により、海の魚700点以上を収めた傑作『衆鱗図』の制作に貢献した。幕末の日本橋魚河岸に写生帖を持って毎日訪れた画家の奥倉辰行は、20年の歳月をかけて『水族四帖』(1857年)を書き上げる。

そして、明治期、水産博覧会で高い評価を得たのが、高木春山の『本草図説』(1883年)だ。 昭和期になると、一流の日本画家たちによって描かれた 倉場富三郎による長崎近海魚の記録『グラバー魚譜』(1940年)、日本水産株式会社が長年の歳月をかけて 400種以上の図を収録した『日本水産魚譜』(1961年)、 福井正二郎による『【紀州・熊野採取】日本魚類図譜』(1999年) などがある。こうした魚類図譜の中で踊る魚たちは、釣り人ならずとも多くの人を楽しませ先人たちの冒険心と生命感を、鮮やかな色彩を放って伝えている。江戸期から現代まで、博物図鑑・魚類図譜の魅力に迫る。

著者プロフィール

シマノ  (シマノ)  (著/文

大阪府堺市堺区に本社を置く、自転車部品と釣具の製造を主要な事業とするアウトドアスポーツメーカー。『フィッシング・カフェ』は、釣りを愛するすべての人に、これから釣りを始めてみようという人たちも、気ままに集ってお茶でも飲みながら釣りについて語り合う「カフェ」そんな思いを込めました。雑誌『フィッシング・カフェ』を中心に、釣りビジョン(BS・CSTV)でも「フィッシング・カフェ」を放送。そしてホームページを通じても、釣りをめぐるさまざまな話題や情報などを発信し、釣り仲間の意見交換や交流を深めつつ、楽しい釣り文化を創造していきたいと考えています。

上記内容は本書刊行時のものです。