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ハビタ・ランドスケープ 滝澤恭平(著/文) - 木楽舎
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ハビタ・ランドスケープ (ハビタランドスケープ)

歴史・地理
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発行:木楽舎
四六判
344ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-86324-130-5   COPY
ISBN 13
9784863241305   COPY
ISBN 10h
4-86324-130-5   COPY
ISBN 10
4863241305   COPY
出版者記号
86324   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2019年6月4日
最終更新日
2021年1月15日
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受賞情報

日本旅行作家協会主催「旅の良書2020」に選出されました

書評掲載情報

2019-09-03 東京人  2019年10月号
2019-08-23 ランドスケープデザイン  128号
2019-08-03 日本経済新聞  朝刊
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紹介

まちづくりの探求者が人の棲む風景を味読すると、風土の実相が鮮やかに見えてきた。
―東京工業大学名誉教授 中村良夫( 景観学者)


日常にある風景の断片に潜む、思いもよらぬ物語と出会う瞬間がある。
人が棲むために土地と関わり、自然と人為の相互作用の中で生まれてきた風景のなかで、我々はどのようにその地域を棲みこなしてきたのだろうか。
本書は日本37箇所の地域を歩き、様々な場所の声を感じながら、生物の生息環境である「ハビタット」(habitat) と、人間が生息するランドスケープ(landscape)を紡ぎだす物語である。


人間は風景のうちに棲み、風景をまた作り上げる存在である。人間と環境の相互関係により生み出された風景のあり方に「ハビタ・ランドスケープ」という名前を与えてみた。それは、生物の生息環境である「ハビタット」(habitat)という生態学の用語と、風景や土地を示す「ランドスケープ」(landscape)という言葉を合わせた私の造語である。(中略)では、人間という種は、どのようなランドスケープに棲み、どのようにランドスケープを棲みこなしているのだろうか。 ーー本文より

目次

はじめに

1章「信仰と風景」
山辺の道     大物主神と祭祀の始まり
対馬       ムスビの島
祓川・高原町   霧島火山と神舞
青梅・奥多摩   オオカミが棲む森と里の風景
富士山      火山と信仰の原点
遠野       民話が生きる風土

2章「江戸・東京の履歴」
隅田川      江戸のハビタット
目黒       水と崖の原風景
港区       異界との接点都市
渋谷       渋谷の地下水脈をゆく
神田川      台地と低地のジオ・ポリティクス

3章「地域に根ざす」
小泉       生命と社会基盤
近江八幡・針江  琵琶湖湖西・湖東編
海津・木之本   琵琶湖湖北編
鳥羽・志摩    海女と真珠養殖家の海
福島市・二本松市 みんなで地域を守る

4章「水辺ランドスケープ」
手賀沼      白樺派たちの手賀沼
渡良瀬遊水地   ウェットランドの住民たち
水元公園・江戸川 江戸の水郷景観の現在。絶滅危惧種とセシウム
東京湾      埋め立ての履歴
多摩川      左岸と右岸の流域史
大阪       水の都のソーシャルデザイン

5章「アーバン・ネイチャー」
東山       生物多様性フラクタル都市・京都
夙川・芦屋    海と山のあいだのモダン都市
狭山丘陵    「緑の島」の地質学的時間とヒトの時間
皇居       東京のグリーン・マトリックス

6章「ジオ・トリップ」
秩父       地球の足跡を巡礼する
三浦半島     半島と海洋国家日本
伊豆大島     波間の椿
狩野川・駿河湾  源流から海底へのグランドツアー
秋葉街道     中央構造線を行く
秋川渓谷・檜原村 尾根に暮らす人たち
伊豆半島南部   早春の南伊豆

7章「自然再生と市民力」
七ヶ浜・蒲生   市民のための防潮堤へむけて
国立市      まちなかの湧水と用水
落合川      市民の川
善福寺川     都市の川を里川に変える夢

あとがき

著者プロフィール

滝澤恭平  (タキザワキョウヘイ)  (著/文

ランドスケープ・プランナー/編集者
株式会社水辺総研取締役、ハビタ代表、「ミズベリング・プロジェクト」ディレクター
1975年生まれ。大阪大学人間科学部卒業、角川書店に編集者として勤務。2007年工学院大学建築学科卒業、ランドスケープデザイン事務所・愛植物設計事務所にランドスケープデザイナーとして勤務後独立。2014年東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了、東北の海岸復旧事業の合意形成を研究。以降、九州大学大学院工学府都市環境システム専攻博士課程にて都市河川再生とグリーンインフラの研究を行う。2014年より国土交通省の河川利活用プロジェクト「ミズベリング・プロジェクト」ディレクター。2015年水辺総研を共同設立、環境再生と地域主体形成を目指し、全国の水辺のまちづくりや河川再生を精力的にサポートしている。主なプロジェクトにJR東日本竹芝ウォーターフロントプロジェクト、横浜市帷子川はまっこアユ遡上プロジェクト(多自然川づくり)など。雑誌「ソトコト」、「武蔵野樹林」(角川文化財団)等でランドスケープの編集、執筆を行う。

上記内容は本書刊行時のものです。