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関係人口をつくる
定住でも交流でもないローカルイノベーション
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2017年10月24日
- 登録日
- 2017年10月17日
- 最終更新日
- 2021年8月10日
書評掲載情報
2023-03-11 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 山崎亮(関西学院大学教授) |
2021-07-10 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 藻谷浩介(日本総合研究所主席研究員) |
2019-02-20 | TURNS 2019年4月号 |
2017-12-01 | 月刊ガバナンス 2017年12月号 |
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紹介
【地域を元気にする「第3の人口」!”過疎最先端地域”島根から学ぶ、地域との関わり方】
人口減少時代を迎えた日本。いま地方都市では、過疎化や少子高齢化が進み、全国の地方自治体が移住・定住に力を入れている。でもよく考えてみると、どこかの定住人口が増えれば、結局どこかが減ることになるのではないか?
実は、人口が減ることなく“増えるばかり"で、地域を元気にできる「第三の人口」がある。それは、住んでいなくても継続的に特定の地域に関わる人を指す「関係人口」だ。この関係人口の存在が日本の地方をおもしろくし、社会をよくしていくヒントになるのではないだろうか?例えば、ひと月のうち一週間をどこかの地域で過ごして自分の商いをはじめたり、東京で地域のおいしいものを食べる会を開いたり、東京でとある地域の情報のみをラジオで発信したり……。
一例として、本著で共通しているのは、東京にいながら島根のソーシャルな事例を学び、島根との関わり方を考える講座「しまコトアカデミー」の受講生だったということ。本書には、同講座がどのように関係人口を増やしていったのかが描かれている。そして、そのことが結果的に島根への移住者を増やし、島根を元気にすることにつながっているということもだ。
これからの地方、そして日本の未来をよりよくしていくかもしれない「関係人口」という考え方。“過疎最先端"の島根を舞台にした、最先端の地域との関わり方、学んでみませんか。
目次
はじめに
ふるさと島根が恥ずかしい……!
「住んでなきゃダメなのかよ」
新しい潮流が起きていた
関係人口との出会い
この本の読み方ガイド
第1章 いまなぜ関係人口なのか
人口減少時代、不毛な奪い合い?
地方は消滅するのか
「地域おこし協力隊」は全国で4000人
自称「ふるさと難民」たち
「関わり」がほしい
地域の役に立ちたい
潮流は生かせているのか~移住・定住
潮流は生かせているのか~交流・観光
目指せ、第三の道
第2章 関係人口ってなんだろう?
定住と交流の間を狙え
どの地域も関係人口は増やせる
新しい軸はインパクト?
必要なのは「関係案内所」
第3章 関係案内所しまコトアカデミー
関係人口の実例10連発
3人のキーパーソン
学ぶ、体験する、自分ごとの3ステップ
移住しなくて、いいんです
第4章 メイン講師 指出一正さん―ソトコト編集長が関わるワケ
日本一のオタクが地域に出会う
みんな日本の地方に興味がある
ロハスからソーシャルへ
「渡りに船」……ではなかった
時代の空気を伝える
戦略的“ゆるさ”
定員15人 少人数制の意味
編集という新しいキーワード
第5章 企画運営 藤原啓さん―地元シンクタンクの“賭け”
名物編集者・小黒一三さんとの縁
「絶対にこの人がいい」
悩んだ受講料の設定
地域×自分を考える
集客に苦戦
「あなたがいる」
いわゆる“地域活性化”への違和感
チャレンジの場としての地域
結果としての移住
第6章 メンター 三浦大紀さん―人をつなげる魔法
出身ではないけど力になりたい
人を動かすのは人である
インターンコーディネートに必要な3つの力
面白いことは掛け合わせでできる
懇親会にフル参加
しまコトファミリーの頼れるお父さん
つくっているのは学びの場
プロポーザルの元ライバル
第7章 主催 島根県“過疎先進県”の意地
不幸な移住ミスマッチ
あくまで「候補者」
「島根には人がいる」
歴史と経験に学んだ島根
スーパーヒーローはいない
多様な地域との関わりが実現
第8章 関係人口のつくり方
受講後の満足度100%
3パターンの受講生のタイプ
しまコトアカデミーの課題
関係人口をつくる5つのポイント
人口減、人材増
本当の地方消滅とは
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。