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ヘーゲル全集 座小田豊(編集 | 翻訳) - 知泉書館
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ヘーゲル全集 (ヘーゲルゼンシュウ) 巻次:第6巻 イェーナ期体系構想Ⅱ:論理学・形而上学・自然哲学(1804/05) (イェーナキタイケイコウソウニ ロンリガク ケイジジョウガク シゼンテツガク センハッピャアクヨンカラゴ)

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発行:知泉書館
菊判
824ページ
定価 10,000円+税
ISBN
978-4-86285-413-1   COPY
ISBN 13
9784862854131   COPY
ISBN 10h
4-86285-413-3   COPY
ISBN 10
4862854133   COPY
出版者記号
86285   COPY
Cコード
C3310  
3:専門 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年7月30日
書店発売日
登録日
2024年7月13日
最終更新日
2024年7月18日
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紹介

批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。
1801年1月,フランクフルトからイェーナに移ってきたヘーゲルは,哲学の教師としてのキャリアを開始する。「差異論文」(1801)の公刊により,はじめて哲学の課題を自らのものとして語り始めた。「自らの哲学」への途上にあったイェーナ期,ヘーゲルは「一つの真実の哲学」を求めて,「哲学体系」の構想を彫琢する。
本全集第5・6・7巻には1803–06年の「イェーナ期体系構想」と呼ばれる手稿類を収める。これらのテクストは,イェーナ期の集大成である「学の体系第一部」と冠せられる『精神現象学』(1807),さらに『論理学』(1812–16)や『エンツュクロぺディー』(1817・27・30)で展開する学の体系化へと繋がっていく,独創的で豊かな思索の発展の原点を示す記録。
本巻には,「体系構想Ⅰ」から引き続く「無限性」,「否定性」,「絶対的な精神」といったヘーゲル哲学の重要概念を発展的に展開した「イェーナ期体系構想Ⅱ 論理学・形而上学・自然学(1804/05)」を収める。また付録として同時期に執筆された断片と,さらに詳細な解説,充実した索引も収録する。

 【主要目次】

[論理学]
[Ⅰ 単一な関係]
Ⅱ 相関関係
Ⅲ 比的関係

形而上学
Ⅰ 諸原則の体系としての《認識》
B 客観性の形而上学
C 主体性の形而上学

自然哲学
[Ⅰ] 太陽系
Ⅱ 地球系
補注
付録
解説

目次

凡例

論理学・形而上学・自然哲学(1804/05)

[論理学]
[Ⅰ 単一な関係]
 B 量
  a 数的な〈一〉
  b 数的な〈一〉の数多性
  c 総体性
[C 定量]
 D 無限性
Ⅱ 相関関係
 A 存在の相関関係
  AA 実体性の相関関係
  BB 因果性の相関関係
  CC 相互作用
 B 思考の相関関係
  A 規定された概念
  B 判断
   a 述語のそれだけでの存在,および主語の,自分自身のうちへの反省
   β 主語のそれだけでの存在,および述語の現実化
  C 推理
   α 個別的なものとしての主語の現実化
   b 普遍的なものの現実化
Ⅲ 比的関係
   a 定義
   b 区分
   c 《認識》が定立されている

形而上学
Ⅰ 諸原則の体系としての《認識》
 A 同一性の命題,あるいは矛盾の命題
 B 第三者の排除という原則
 C 根拠の命題
B 客観性の形而上学
 Ⅰ 魂
 B 世界
 C 最高の本質
C 主体性の形而上学
 Ⅰ 理論的な自我,あるいは意識
 Ⅱ 実践的な自我
 Ⅲ 絶対的な精神

自然哲学
[Ⅰ] 太陽系
 Ⅰ 運動の概念
 Ⅱ 現象する運動
[Ⅲ] 運動の実在性
Ⅱ 地球系
[Ⅰ 力学]
  A 物体,もしくは形態の構成
  B 槓杆
 Ⅱ 物質の過程
  A 観念的な過程
  Ⅱ 実在的な過程,化学
 Ⅲ 自然学
  地の定義

補注

付録
  形而上学のための区分草案
  体系のための二つの註解
  体系のための紙片

解説
 第Ⅰ部 責任編集者解説
  1 イェーナのヘーゲル
  2 『体系構想Ⅰ』について
  3 「精神哲学」の成立
  4 『体系構想Ⅱ』について
  おわりに――「生ける神」としての自然
 第Ⅱ部 アカデミー版編集者報告
  論理学,形而上学,自然哲学
  形而上学のための区分草案
  体系のための二つの注解
  体系のための紙片

責任編集者あとがき
訳者による項目一覧
人名索引
事項索引

著者プロフィール

座小田豊  (ザコタユタカ)  (編集 | 翻訳

1949年,福岡県生まれ。1978年,東北大学大学院文学研究科博士課程 単位修得退学。1978年,東北大学文学部助手。以後,弘前大学教養部助教授,東北大学大学院国際文化研究科助教授,東北大学大学院文学研究科教授,東北大学総長特命教授を経て,現在,東北大学名誉教授。 〔主要業績〕 共編著:『ヘーゲル:知の教科書』(講談社メチエ,2004年),『今を生きる Ⅰ 人間として』(東北大学出版会,2012年),『生の倫理と世界の論理』(東北大学出版会,2015年),『自然観の変遷と人間の運命』(東北大学出版会,2015年) 共訳書:H.ブルーメンベルク『コペルニクス的宇宙の生成』全3巻(法政大学出版局,2002年・2008年・2011年),J.G.フィヒテ『道徳論の体系1812年』(『フィヒテ全集』第21巻所収,晢書房,2009年),W.イェシュケ『ヘーゲルハンドブック』(知泉書館,2016年)

上記内容は本書刊行時のものです。