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用無し侍 富永彰平(著/文) - 鳥影社
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用無し侍
四六判
371ページ
定価
1,091円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年12月24日
- 登録日
- 2021年11月10日
- 最終更新日
- 2022年2月3日
紹介
時代は徳川末世、江戸士は新たな選択を迫られた。
慶応四年の江戸士、 三河武士の末裔だが名ばかりの軍人。 江戸を追われ、たどり着いたは駿河の国。
藩士とは名ばかりの無禄侍が、 生きるすべを求め、幕末から昭和まで闘いつづけた “ 庶民の歴史 ”。
そこに未来をひらく生き方があった！
「 江戸を去る折は『 復讐後日』を合い言葉にしたものの、いつのまにかそれも掛け声倒れに終わったようだ。ならばと申すのではないが、残った者皆、今は報復戦の代わりにここできっと生き抜いてやろうと、それだけを心に強く念じている。今は何が取れるでもないこの荒れ地に何かを作り、それをもって生き延びることで、いつか薩長土賊を見返してやろうと、今はそれを心に刻み直し、何とかまたオノを握り、飽かず振り上げては振り下ろす毎日」（本文より）
上記内容は本書刊行時のものです。
