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オハヨーッ またね!
- 初版年月日
- 2015年4月
- 書店発売日
- 2015年4月28日
- 登録日
- 2015年4月8日
- 最終更新日
- 2015年5月6日
紹介
実際に校長を務めた経験をもつ著者が、すべての子どもたち、そしてかつては子どもだった大人たちにおくる物語。
あたりまえのように過ごすけれど、のちにかけがえのない日々の舞台となる「学校」。
教師と生徒が教室で心の交流を重ねていく姿を描く。
教室は、今日も元気いっぱい!
新学期、うっかり教室を間違えてしまった教師。
オリンピック出場を目指し体操に打ち込むトモミ。
隣のクラスから一日だけ引っ越してきたハジメ。
先生も生徒もドキドキ、わくわく、ときには反省や涙もあり。
人一倍元気な教師・小田と個性豊かな子どもたちがくりひろげる、まるで冒険のような毎日。
目次
●一学期
教師 小田/教室まちがい/桜ふぶき/あそび/移動教室/牛乳瓶とアゲハチョウ/反対語のテスト/公園とラケットベース/ぜんそく
●二学期
ジョアンという名の社長/居眠りするトモミ/ひっこししてきたハジメ
●三学期
卒業にむけて/謝恩会
前書きなど
◎岩崎京子氏推薦!
子どもたちは学園ものが大好きです。お話しに出てくる事件が、自分たちのクラスにもおこっていたり、「あ、この人、クラスのなんとかさんに似てる」など、親しみが持てるからでしょうね。
このお話しの小田先生もすてき。「オハヨーッ・またね」もユニークだし、遠山の金さんのさくらふぶきや、お代官さまが出てくるので、私は読んでいて、思わずふふふ。でもおかげで、ぐっと物語に入りこめました。
先生はクラスのみんなをちゃんと見ているし、子どもたちにもそれがわかっているのです。
まだ学校のない頃、寺子屋とか塾が、学校の代りでした。その頃、子どもたちと先生、こんな結びつきがあったのではないでしょうか。これって、教育の原点では?
子どもたちばかりでなく、教職志願の若い方々にも、是非読んでいただきたいと思います。
岩崎京子(児童文学作家)
上記内容は本書刊行時のものです。