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政治思想における知性と教養
政治思想研究 巻次:第20号
発行:風行社
A5判
438ページ
定価
2,500円+税
- 初版年月日
- 2020年5月
- 書店発売日
- 2020年4月30日
- 登録日
- 2020年3月28日
- 最終更新日
- 2020年3月28日
紹介
現代の反知性主義の高まりのもと、歴史的な逆境に直面する「知性と教養」を政治と思想の営みから掘り下げ、その重要性を説く。リベラリズムと殖民主義(ダンカン・ベル〔訳:馬路智仁〕)他、論文14本、書評10本掲載。
目次
【特別寄稿】
ダンカン・ベル教授 政治思想学会講演について(馬路智仁)
リベラリズムと殖民主義(ダンカン・ベル(訳:馬路智仁))
【特集】
「あたりまえのもの」としての「教養」──レイモンド・ウィリアムズにおける「カルチャー」概念(高山智樹)
近代日本の反知性主義──信仰・運動・屈折(植村和秀)
知性と反知性──ソクラテスとサルトルを起点に(堀田新五郎)
熱狂と理性──カント哲学における観衆の公共圏の位置づけをめぐって(金 慧)
「啓蒙思想」語りの終わらせかたについて(河野有理)
【韓国政治思想学会からの寄稿】
冷戦初期の国際政治の地形をめぐる韓国知識人の論争と民族(主義/国家)論の亀裂(キ・ユジョン)
【公募論文】
倫理的なシティズンシップのために──T・H・グリーンは障害者の権利をいかに認識したか(寺尾範野)
ハンス・ケルゼンの民主主義論──少数者保護と比例代表制を中心に(松本彩花)
政治・情動・正義──ヌスバウムの政治的リベラリズムへの批判的検討(田中将人)
リチャード・フッカーの合意概念──宗教的文脈の中で(李 東宣)
ハンナ・アーレントの法概念──ノモス/レックスの二元論を超えて(和田昌也)
「平等な承認」はリベラルな多文化主義を救えるのか──アラン・パッテンの批判的検討を手がかりに(河村真実)
ロトクラシー──籤に基づく代表制民主主義の検討(山口晃人)
上記内容は本書刊行時のものです。