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こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本 船橋洋一(監修) - カンゼン
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こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本 (コドモチセイガクナゼチセイガクガヒツヨウナノカガワカルホン)

児童図書
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発行:カンゼン
A5判
128ページ
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-86255-590-8   COPY
ISBN 13
9784862555908   COPY
ISBN 10h
4-86255-590-X   COPY
ISBN 10
486255590X   COPY
出版者記号
86255   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年1月6日
最終更新日
2021年1月20日
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紹介

一見、難しいように思える「地政学」の基本をやさしく子どものみならず、大人にもわかりやすいように写真やイラストを用いながら、解説します。

地政学とは…地理的な条件が国家の政治・経済・軍事に与える影響を研究する学問。地理学と政治学を合成したもの。

地政学(ジオポリティクス)は、「地球の」を意味する「ジオ」と「政治学」を意味する「ポリティクス」の合成語で、「地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究する」という考え方です。
最近では「地政学的リスク」という言葉が頻繁に使われるようになっていますが、子どもはもちろんのこと、社会人でもその言葉は知っていても、その本質的な意味を理解している人はそれほど多くありません。

グローバリゼーションが進み、海外とのつながりが強まったなかで、トランプ大統領のアメリカ・ファーストの政策やEUの極右政党の反移民の動き、中国の経済的・軍事的台頭などによる周辺国の囲い込みなど、ポピュリズムとナショナリズムによる脱グローバル化の動きも出てきています。

「地理的な位置関係による、政治的や軍事的、社会的な緊張の高まりが、その地域や世界経済に与える悪影響」を指す地政学的リスクは、グローバル化が進んだ世界に生きる現代人にとって、有意義な視点を与えてくれるもので、その重要性は増すばかりです。
「地政学」を理解することは、政治、経済の未来を読む力はもちろんのこと、今後何を学ぶのか、どこに投資するのか、どこに移住するのかなど、知識としてだけではなく、生きていくうえでさまざまな点に役立てることができます。

目次

◆第1章 日本はどこにあるのか見てみよう
日本がどこにあるのか世界地図を眺めてみよう!
日本の地理的な特徴を考えてみよう…など

◆第2章 地政学ってなに?
今も昔も、みんなどう生き残るかがいちばん大事
地政学を知っておいたほうがいい理由…など

◆ 第3章 地政学で絶対にしっておくべき言葉
「ランドパワー」と「シーパワー」ってなんだ?
「バランス・オブ・パワー」がないと戦争が起こる! …など

◆第4章 最近のニュースから日本の地政学的リスクに見ていこう
日本の領土問題1ロシアが返してくれない北方領土
どうして遠く離れた中東に海上自衛隊は行くの…?など

◆ 第5章 超大国・アメリカと中国の関係を知ることが大事
日本はアメリカと中国という超大国に挟まれている
アメリカと中国が仲が悪くなっている理由…など

◆ 第6章 歴史を振り返ると地政学がよくわかる
地政学に考えると歴史もわかりやすい!
第二次世界大戦前は「シーパワー」の時代だった
日本はランドパワーを「大東亜共栄圏」…など

◆第7章 未来の日本について考えてみよう
地政学を知らないと日本の未来は危ないかも!
国同士の戦いは「戦争」だけではない!
軍隊を持たない日本は攻められても大丈夫なの…?など

著者プロフィール

船橋洋一  (フナハシヨウイチ)  (監修

一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長。1944年北京生まれ。法学博士。東京大学教養学部卒業後、朝日新聞社入社。同社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長等を経て、2007年から2010年12月まで朝日新聞社主筆。2011年9月に独立系シンクタンク「日本再建イニシアティブ」(RJIF)設立。福島第一原発事故を独自に検証する「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」を設立。『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋)では大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。