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食の属国日本
命を守る農業再生
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年3月9日
- 書店発売日
- 2025年3月5日
- 登録日
- 2025年2月4日
- 最終更新日
- 2025年6月4日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2025-06-02 |
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紹介
★農を守ることこそ真の国防
★「農業基本法」改正から読み解く
★緊急レポート「令和の米騒動」収載
「日本の農業は、世界で最も過保護である」と日本国民に長らく刷り込まれてきた。
だが、実態は全く逆である。
「世界で最もセーフティネットが欠如している」のが日本の農業なのである。
「対策はせずに疲弊させて、有事には罰金で脅して作らせればいい」わけがない。
目次
第一章 今、何が求められているのか
第二章 なぜ、自給率を重視せず「有事立法」なのか
第三章 今だけ、金だけ、自分だけの農業がもたらすもの
第四章 腰砕けの価格転嫁誘導策
第五章 多様な農業経営体からの後退
第六章 牛は水道の蛇口ではない
第七章 田んぼ「潰し」に750億円
第八章 種をいかに守っていくか
第九章 農を守ることこそ真の国防
緊急レポート 令和の米騒動
前書きなど
なぜ、日本はこれほど命を守るのに脆弱な国になったのか。
その要因の一つは、「終戦直後から米国が日本を余剰生産物の最終処分場とし、
貿易自由化を押し付けて日本人に米国の農産物を食べさせる政策を進めた」ことである。
米国農産物に量的に依存するようになったことで、それらの農産物に
健康上の不安があっても文句が言えなくなり、「もっと安全基準を緩めろ」と言われると
従わざるを得ないほどに依存が強まってしまった。
(第九章 農を守ることこそ真の国防 より抜粋)
版元から一言
備蓄米問題でテレビや講演会に引っ張りだこの、東大の鈴木宣弘先生の最新刊です。
この本の編集作業をしていて感じたのは、やはり「食べ物を外国に依存するのはやばい」ということ。
中国の楚漢戦争で漢が勝利したとき、劉邦は戦功第一を兵糧担当の蕭何にしたといいます。劉邦は、兵站の重要性をよく理解していたのでしょう。
それが、この本の帯にある「農を守ることこそ真の国防」につながると思います。
上記内容は本書刊行時のものです。