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東洋医学古典 鍼灸資生経 上巻 淺野 周(訳) - 三和書籍
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東洋医学古典 鍼灸資生経 上巻 (トウヨウイガクコテン シンキュウシセイキョウ ジョウカン) 巻次:上巻

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発行:三和書籍
A5判
340ページ
並製
価格 4,000円+税
ISBN
978-4-86251-498-1   COPY
ISBN 13
9784862514981   COPY
ISBN 10h
4-86251-498-7   COPY
ISBN 10
4862514987   COPY
出版者記号
86251   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年1月
書店発売日
登録日
2023年1月11日
最終更新日
2023年12月26日
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紹介

 『東洋医学古典 鍼灸資生経 上巻』は、黄龍祥(こうりゅうしょう)によると1180~1195年ごろに書かれたと『鍼灸名著集成』に書かれている。本書には『素問』や『霊枢』の引用は勿論のこと、『鍼灸甲乙経』、『備急千金要方』、『千金翼方』、『外台秘要』、そして同時代の『銅人腧穴鍼灸図経』までが引用されている。ということは『銅人』が出版された後に本書が出版されたことになる。執筆者は南宋の太監(たいかん)(宦官)だった王執中である。ちなみに『鍼灸名著集成』に編纂された『鍼灸資生経』は誤字や脱文が多く、翻訳の参考程度に参照した。なお本書には、原文に小文字で書かれた部分があるが、それは()で括り、翻訳した部分は[ ]で括るようにした。また訳の部分は書体を変えた。『甲乙経』は「こういつきょう」でなく「こうおつきょう」、『銅人腧穴』でなく「どうじんしゅけつ」ではなく「どうじんゆけつ」とした。そしてフリガナは燎原の『漢方用語大辞典』と学研の『漢字源』を参考にした。現在はオリエント出版の『鍼灸資生経』が入手困難なので、本書に原文を付けた。上巻は、巻一から巻三までを収載した。

目次

上巻

鍼灸資生経巻一
●頭部、中行十穴   
●偃伏第二行、左右十四穴   
●偃伏第三行、左右十二穴   
●側頭部、左右二十六穴   
●正面部、中行六穴   
●面第二行、左右十穴   
●面第三行、左右十穴   
●面第四行、左右十穴   
●側面部、左右十四穴、更二穴   
●肩髆部、左右二十六穴   
●背兪部、中行、十三穴   
●背兪、第二行、四十四穴   
●背兪、第三行、左右二十八穴   
●側頸項部、左右十八穴   
●膺兪部中行、七穴   
●膺兪第二行、左右十二穴   
●膺兪第三行、左右十二穴   
●膺兪第四行、左右十二穴   
●側腋左右八穴   
●腹部中行、十五穴   
●腹第二行、左右二十二穴   
●腹第三行、左右二十四穴   
●腹第四行、左右十四穴   
●側脇、左右十二穴   
●手太陰肺経、左右十八穴   
●手陽明大腸経、左右二十八穴   
●手少陰心経、左右十八穴   
●手太陽小腸経、左右十六穴   
●手厥陰心主脈、左右十六穴   
●手少陽三焦経、左右二十四穴   
●足厥陰肝経、左右二十二穴   
●足少陽胆経、左右三十穴   
●足太陰脾経、左右二十二穴   
●足陽明胃経、左右三十二穴   
●足少陰腎経、左右二十穴   
●足太陽膀胱経、左右三十六穴   

鍼灸資生経巻二
●鍼灸須薬[鍼灸には薬が必要]   
●鍼忌[鍼の禁忌]   
●孔穴相去[穴位の距離]   
●定髪際[髪際を定める]   
●論同身寸[同身寸を論じる]   
●審方書[医学書の審査]   
●穴名同異[穴名の異同]   
●点穴[穴位を定める]   
●論壮数多[灸の壮数]   
●艾炷大小[艾炷の大きさ]   
●点艾火[艾への点火]   
●治灸瘡[灸瘡を治す]   
●忌食物[避ける食品]   
●避人神等[人神などを避けること]   
●相天時[天の時]   

鍼灸資生経巻三
●虚損[慢性衰弱]   
●灸二十種骨蒸[二十種の内熱に施灸する]   
●労瘵(伝尸、骨蒸、羸痩)[結核]   
●腎虚   
●消渇(消腎、消中)[咽喉が渇いて痩せる]   
●陰痿縮(両丸騫)[インポテンツ]   
●陰挺出[子宮脱]   
●転胞[妊娠による排尿困難]   
●陰茎疼[陰茎痛]   
●膀胱気[鼠径ヘルニア]   
●陰汗(湿癢)[陰部に発汗するもの]   
●陰腫(陰瘡)[陰部の腫れ]   
●小腹痛[下腹部痛]   
●小腹脹満[下腹部の膨満]   
●㿗疝(諸疝気、胎疝、寒疝、卒疝)[鼠径ヘルニア、下腹部の激痛]   
●疝瘕(餘見痃癖)[子宮筋腫]   
●淋癃(淋瀝、餘見小便不通)[尿が出にくかったり、出ない]   
●小便難(不通、不利)[尿が出ない]   
●小便五色[尿の変色]   
●治夢遺失精(白濁)[遺精と無意識に精液が出るもの。そして尿の白濁]   
●大便不通[便秘]   
●大小便不通[大小便が出ない]   
●小便不禁(遺尿附)[尿漏れ]   
●大便不禁(餘見泄瀉)[大便を漏らす]   
●泄瀉(餘見吐瀉)[下痢]   
●飧泄[消化不良による下痢]   
●溏泄[水様便]   
●痢(餘見瀉)[下痢]   
●便血(餘見痢、腸風)[血便]   
●痔(瘻、漏、餘見瘍瘻)   
●腸風[切れ痔]   
●腸澼[腹下し]   
●腸痛(餘見腸澼)[腹痛]   
●腸鳴(腹鳴)   
●脱肛   
●霍乱転筋(筋緩急、餘見手足攣)[コレラによる痙攣]   
●霍乱吐瀉(餘見転筋)[コレラによる嘔吐と下痢]   
●嘔吐[又見喘嗽]   
●乾嘔[えづき]   
●噫[げっぷ]   
●傷寒嘔噦(諸噦)[悪寒のする伝染病によるえづき]   
●唾[透明で水っぽい痰]   
●胃痛(寒熱)   
●反胃[嘔吐]   
●食不下(不化)[食べ物が咽を通らない]   
●不能食[食べられない]   
●不嗜食[食欲不振]   
●食気(無味)   
●食多[食べ過ぎる]   
●瘧(脾寒)[マラリア]   
●脾疼[餘見心腹痛]   

下巻

鍼灸資生経巻四
●心痛[胃痛]   
●心恍惚(餘見肺中風)   
●心驚恐   
●心喜笑怒[笑ったり怒ったり]   
●心気(健忘、無心力、失志)[気力がない]   
●心憂悲(哭泣、餘見癲邪)[憂鬱、泣く、ほかは鬱を参照]   
●歎息(太息)[溜息]   
●心煩悶(心痹、胆風熱、餘見心気)[心痹、胆風熱、ほかは心気を参照]   
●胆虚(胆熱)   
●嗜臥[横たわりたがる]   
●不臥[眠れない]   
●夢魘(雑夢)[悪夢]   
●癲邪(鬼邪。扁鵲、鍼邪病、十三穴。見千金)[精神疾患]   
●癲狂(狂走、狂言)[気違い]   
●癲癇瘈瘲(小児瘈瘲)[子供のヒキツケ]   
●癲癇(癇附。餘論見風癇)   
●癲疾(餘論見風癇)[頭の病気]   
●驚癇[小児驚癇、急驚風、慢驚風][驚いて癲癇となる]   
●風癇(五癇)   
●風労(餘見労)[ほかは労を参照]   
●風痙(角弓反張)   
●風眩(餘見頭目眩、餘論見風癇)   
●風痹(餘見肩髃穴)   
●中風(中風寒熱、餘論見偏風)[脳卒中]   
●中風不語(中風口噤、附餘見口啞、口眼喎)[脳卒中の失語症]   
●偏風(偏枯、半身不遂)[脳卒中による半身不随]   
●痰涎(痰飲、吐沫、餘見唾)   
●唾血(嘔血、吐血、餘見唾)[唾に血が混じる]   
●喘(餘見欬嗽)   
●肺気(肺風)[風邪]   
●欬嗽(餘見欬逆)[咳]   
●欬逆(餘見欬逆上気、喘、傷寒嘔噦)[咳]   
●欬逆上気(上気、又見欬逆)[咳して喘ぐ]   
●少気(短気、乏気、結気)[微弱呼吸]   
●賁豚気(伏梁気、息賁)[気塊が、下腹から胸や咽喉に突き上げてくるもの]   
●痃癖[腹部や脇肋部のシコリ]   
●癥癖(餘見疝瘕)[腹腔内にできたシコリ]   
●積聚[腹中のシコリ]   
●積気[気が固まったシコリ]   
●腹痛(餘見心痛)   
●腹満(心満脹)[腹部の膨満感]   
●腹脹(胸脇脹、附心脹、餘見心腹満脹)[腹が膨れる]   
●心腹堅大(餘論見腹満)[上腹部が堅くて大きい]   
●鼓脹(餘見腹脹)[腹の膨れ]   
●水腫(雑腫、四支腫、石水)
   
鍼灸資生経巻五
●臍痛   
●膺痛[前胸部の痛み]   
●胸満(胸脇満、亀胸)[胸の膨満感]   
●胸脇痛(胸痹痛、餘見胸満)   
●鬲痛(五噎、気哽)[噴門の痛み]   
●背痛(胸背、背脊、餘見肩背労瘵)   
●肩背酸痛(肩髆肩臂、餘見背痛)[肩背の痛だるさ]   
●肩痹痛(不仁不挙)[肩の痛み]   
●臂痛(臂無力)[前腕痛]   
●腋痛(腋腫)   
●腕労[腱鞘炎]   
●肘痛(肘攣、不仁)   
●手麻痹不仁(不挙)[手の麻痺や知覚障害]   
●手指攣(手掣痛、餘論見手麻)[指の痙攣]   
●手熱(手寒、手清、手心熱)[手が熱い]   
●足麻痹(不仁)[足の麻痺]   
●足不能行(不能立、不収)[歩けない]   
●足寒熱(脛寒、又見足雑病)[足の寒熱]   
●足雑病(跟股、䯒脛、腨腿、髀枢、餘見脚膝攣)[足の様々な疾患]   
●脚気[この脚気は、現代中国で脚気と呼ぶ水虫ではなく、日本の脚気と同じ]   
●脚弱(脚痹)[足が弱いもの]   
●脚腫[脛のむくみ]   
●四支厥(手足不挙、餘見手足麻痹)[手足の冷え]   
●尸厥[仮死状態]   
●脚膝痛(攣急、不収、不仁)   
●膝痛(餘見脚膝)   
●腰脚痛(餘見腰脚)   
●腰痛(腰強、腰屈)   
●腰脊痛(餘見背痛)   
●脊痛(餘見腰脊、風痙反張)   
●腠理[皮膚]   
●骨疼(骨髄)   

鍼灸資生経巻六
●耳鳴   
●耳痛   
●耳聾[難聴]   
●聤耳(生瘡)[耳だれ、耳から膿水が流れるもの]   
●目痛(目瞑)   
●目上視(眼目瞤動)[眼球が上を向く。白目を剥く]   
●目涙出   
●目眩[めまい]   
●目不明(又目䀮䀮、目暗、目眇)[はっきり見えない]   
●目翳膜(白翳、睊目、目)[角膜が翳膜で覆われるもの]   
●目赤(目黄、目青)[結膜炎]   
●青盲(雀目、疳眼)[視神経萎縮や緑内障]   
●口眼喎(餘見中風、偏風不語)[顔面麻痺]   
●口瘖瘂(舌不能言、餘見中風失音)[声が出ない。失語]   
●舌強(自吐舌、重舌)[舌の強ばり]   
●口緩(頻欠伸、失欠)[口が緩む]   
●歯齲[虫歯]   
●口舌乾苦(口熱臭)[口舌の乾燥と苦味]   
●口歯疳瘡(牙歯齦腫、牙関急)[口内炎]   
●歯噤(口噤、餘見中風)[歯を食い縛る]   
●牙疼[歯の痛み]   
●鼻塞不利(鼻不聞香臭)[鼻詰まり]   
●鼻有息肉(孔生瘡)[鼻茸]   
●鼻涕出(鼻乾、鼻嚔)[鼻水が出る]   
●鼻痛(其餘見鼻瘡)   
●鼻衂[鼻血]   
●咽喉腫痛(生瘡)[咽喉の腫痛]   
●喉咽鳴(雑病)[咽喉からゴロゴロ音がする]   
●咽喉乾[咽喉のイガイガ]   
●喉痹[咽喉の痛み]   
●唇頬腫痛(頤頷腫)[唇や頬の腫痛]   
●頸項強(急腫)[頸項部の強ばり]   
●頭風(頭眩、又見頭旋)[慢性頭痛]   
●頭痛(偏頭痛、餘見傷寒頭痛)   
●脳痛(脳風)[外邪による激しい頭痛]   
●頭旋(頭重)[めまい]   
●頭腫[頭が腫れぼったい]   
●頂腫痛[頭頂部の腫痛]   
●面腫(餘見水腫)[顔面のむくみ]   
●面痛(面赤、面黒)[顔の痛み]   

鍼灸資生経巻七
●傷寒(熱病 陰証 陽証)[寒けを伴う伝染病]   
●黄疸   
●傷寒頭痛(其餘見頭痛)[伝染病による頭痛]   
●傷寒寒熱(餘見自汗 傷寒無汗)[伝染病による悪寒発熱]   
●寒熱(又見傷寒寒熱 中風寒熱)[悪寒発熱]   
●腹寒熱気(冷気 又見労)[腹の寒熱の気]   
●身寒痹(湿痹不仁、又見手足痹不仁)   
●自汗(傷寒自汗、盗汗)[多汗]   
●汗不出[汗が出ない]   
●傷寒無汗[伝染病で、汗をかかない]   
●発背(癰疽、瘍瘻、餘見痔漏)[背中のデキモノ]   
●癭瘤(肉瘤)[甲状腺腫]   
●瘰癧[リンパ結核]   
●風疹(癮疹)[ジンマシン]   
●歴節風[リウマチ]   
●丁瘡(瘍瘻、魚臍瘡、窩瘡、疳瘡)[疔]   
●癬疥瘡(白癜風、疣目)[疥癬]   
●蠱毒[寄生虫による疾患]   
●犬傷(蛇傷)[狂犬のカミ傷]   
●乳癰[乳腺炎]   
●乳腫痛(乳少、吐嬭)[乳房の腫痛]   
●婦人無子[不妊症]   
●婦人血気痛[子宮痛]   
●血塊(瘀血)[子宮筋腫]   
●血崩(崩中漏下、悪露不止)[不正出血]   
●産後餘疾(産前)[産後の余病]   
●難産(胞衣不出、子搶心、落胎)   
●月事[月経]   
●赤白帯[血液や膿の混じった帯下]   

あとがき   

前書きなど

 『鍼灸大成』と『鍼灸甲乙経』は、鍼灸の二大名著である。『鍼灸甲乙経』は、最初に経穴を定めた書物で、初めての鍼灸書だから「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」という十干の最初を取って『鍼灸甲乙経』とした。現代に直せば『鍼灸ABC』だ。『素問』『霊枢』と『明堂灸経』を合算したものといわれている。現代に残っている『明堂経』は、『甲乙経』や『備急千金要方』などから経穴篇を抜粋して再編纂したものといわれている。そして『鍼灸大成』は、鍼灸が最も成熟した明代末期に、多くの鍼灸書を集めた粋とされているが、私見では『鍼灸聚英』に自分の臨床経験を加えたものではないかなと思う。そして『鍼灸資生経』だが、これは自分の治療経験を加えた最初の書ではないかと思う。もちろん『備急千金要方』は初めて膏肓腧を加えているので、それも自分の治療経験を加えているといえるが、漢方薬に終始しており、自分の鍼灸経験は少ない。しかも「鍼は危険だから」と言って、灸を推奨している。『鍼灸資生経』には「まず押してみて、患者が痛みや怠さを訴えれば穴位なので刺鍼する」と書かれている。また「八木の火」とか、さまざまな知識も与えてもらった。「八木の火」であるが、昔は艾を使わず、皮膚に直接、赤くなった木を押し付けて施灸することが多かった。そうした焚き火に使っている小枝で、施灸に適さない燃え差しの木を「八木の火」と呼ぶ。私は、もちろん『鍼灸大成』や『鍼灸聚英』も好きなのだが、『資生経』は特別である。『資生経』はオリエント出版から原文が刊行されたことがあるらしいが、なにしろ全セットが三十万円で、全三十冊ほど。ほとんどが漢方薬の古典で、鍼灸書が少なかったから買う気になれなかった。
こうした自身の臨床経験を記した鍼灸書は、『鍼灸資生経』が最初と思うが、その流れは『鍼灸大全』、『鍼灸聚英』、『鍼灸大成』と引き継がれ、経穴書としての部分は『銅人』、『金蘭循経取穴図解』、『十四経発揮』、『鍼灸集成』、『鍼灸逢源』と引き継がれる。その大本は『鍼灸甲乙経』であり、それが臨床中心の前者と、経穴のみ記載する後者に分かれた。『鍼灸名著集成』には、未収鍼灸名著提要があり、その多くを私は蔵書しているが、残念ながら年齢がついていかない。

版元から一言

 『鍼灸資生経』は、自身の臨床経験を記した鍼灸書として最初の書といわれています。著者がこれまでに刊行してきた、『鍼灸大成』『鍼灸甲乙経』『素問』『霊枢』等に新たに本書が加わります。『素問』や『霊枢』と同価格帯での刊行となり、学生にも購入しやすくなっています。

著者プロフィール

淺野 周  (アサノ シュウ)  (

淺野 周(あさの しゅう)中国鍼灸翻訳家 鍼灸師(北京堂鍼灸)
出版書籍
『完訳鍼灸大成』『刺鍼事故』『超初心者用・鍼灸院治療マニュアル』『最新鍼灸治療165病』『美容と健康の鍼灸』『頭皮鍼治療のすべて』『火鍼マニュアル』『東洋医学概論の解説書 図説・霊枢現代語訳(鍼経)』、『淺野周校正 霊枢 原文(鍼経)』『全文ふりがな付き・素問現代語訳』(三和書籍)、『全訳経絡学』『全訳中医基礎理論』『全訳中医診断学』『全訳鍼灸治療学』『全訳鍼法灸法学』『全訳鍼灸医籍選』『実用急病鍼灸学』『鍼灸院開業マニュアル』『鍼灸院開業マニュアルDVDⅠ・Ⅱ』(たにぐち書店)、『経外穴110選』『鍼灸実技71選』『急病の鍼灸治療』『難病の鍼灸治療』(源草社)
略歴
 1956年 島根県生まれ 1985年 学生時代に三寸三番を使った大腰筋刺鍼を開発
 1987年 明治東洋医学院鍼灸科卒 1990年 北京中医学院針推系進修生終了
 1990年 自宅で北京堂を開業
 1992年 松江北京堂を開業 翌1993年閉店 1995年 北京留学 翌1996年帰国
 1997年 北京堂西川津店を開業 2001年閉店
 1998年 北京堂ホームページを開設 治療法を公開
 2003年 北京堂沼袋店を開業 2006年 北京堂生麦店を開業
 2009年 北京堂松江店を開業 2010年 北京堂仙川店を開業
 2011年 北京堂京都店を開業 2013年 北京堂綾瀬店を開業
 2020年 綾瀬から上福岡に移り、北京堂川越店を開業

上記内容は本書刊行時のものです。