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世紀用語事典 浦野 起央(著) - 三和書籍
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世紀用語事典 分析 資料 文献

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発行:三和書籍
A5判
564ページ
並製
価格 10,000円+税
ISBN
978-4-86251-417-2   COPY
ISBN 13
9784862514172   COPY
ISBN 10h
4-86251-417-0   COPY
ISBN 10
4862514170   COPY
出版者記号
86251   COPY
 
Cコード
C3031
専門 単行本 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年3月29日
最終更新日
2021年4月15日
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紹介

世界の政治、経済、文化は、多国間のさまざまな利害関係や思惑が複雑に絡み合って、刻々と変化していく。
その指標となる用語を、世紀の時空を超えて集大成したのが本書である。人間社会の地平を大きく揺るがした争点と問題意識に応え、その事象が起きた原因や様相に迫る視点で編集されている。記述の対象領域は、国家秩序、文化社会の発展、環境、技術、宇宙のすべてに及んでおり、その深みと重層化を包括的かつ横断的に明らかにするよう務めた。

目次

第1章 国家秩序
第2章 地域・組織
第3章 共存・対立・自決
第4章 民族・文化
第5章 発展
第6章 人権・女性・世代
第7章 食糧・環境・人口
第8章 科学技術
第9章 宇宙
第10章 未来
附録・総合国力及び国力関連指数
   世界のランキング一覧

前書きなど

 21世紀に突入し、われわれは、技術の進展に直面して、いかに対処し解決すべきかのジレンマにある。ユートピア論は人間の人格的完成を目指してその欠点を補うべく、見事な牧歌的でかつ幾何学的で正確な世界を描いていた。
 その世界は現在、AIにより現実に提起されつつあるが、われわれは、その提起された未来に至っていない。それはこれまでの幾多の集積・知識では対応できない限界と転換点にあるからである。また、グローバル資本主義の突進において資本主義の終焉論争が展開されていることを目前にして、市場の交換機能と価値創出にどう取り組むべきかの明確な決定と実行を見出していなく、その課題を乗り越えていない。資本主義のグローバルな自由な展開に対し、一方ではより公開的とすべきとの議論とともに、他方でそれこそ「悪魔」の到来であったとの申立てがなされ事態は混然としており、資本主義のシステムそれ自体の終焉の弁証が浮上している。この議論はAI世界において結論が引き出されるべきだが、未だそれは達成していない。
 こうした限界と転換点は、劇的な規模と枠組の変容を見出した近代世界システム、第三世界のエネルギーの発露による南北問題と世界の再構築、そして革命の流れのなかに連続的な価値の転換をみたフランス五月革命、中国文化大革命、ベトナム戦争後の米国、連合赤軍による社会の総括をみた日本、イスラム革命に始まるイスラム地平の激変など、世界各地で文化革命、社会革命、セックス革命と生活様式や行動パタンの転換、また宇宙への生活空間の拡大とその地球への組込みをみている。
 こうした人間社会の地平を大きく揺るがした争点と問題意識に応え、その視点でそれに対応するべく編集されたのが本書『世紀用語事典』である。年表を付したが、そうした転換の合意がどの条約で合意され、その条約の発効にはいつ、どれだけの時間をかけてその秩序が実施されるに至ったかを理解できる。文献では、その知識、理解がどこで刊行のどの書物で、いつその知識が理解されるに至ったかを追跡して全容を得ることができる。同じ話題が多くの書物で紹介されることも、その認識の多層化と普及化・一般化の姿を確認できる。そこから、その概念ないし用語が時代の局面に応じて変容し、認識と実践を変革している現実を明らかにできる。
 その記述の対象領域は、国家秩序、文化社会、経済と社会の発展、環境、技術、宇宙のすべてに及んでおり、それらの連関は密接に深くかかわっており、その深みと重層化を包括的にかつ横断的に明らかにし理解できるよう努めた。
 附録として、世界における各国・地域の状況を明らかにすべく、世界の主要国の総合国力の位置づけを17の指標で明らかにし、国際社会のひとつの姿を理解することはできるようにした。
 本書が活用され、もろもろの事象あるいは用語についての理解の一助となれば幸いである。

版元から一言

政治用語、経済用語、文化用語などといった従来のジャンルの垣根を越えて、その事象や事件、現象などがなぜ現在知られる状態に至ったのかを明らかにすべく、条約などの政治的動き、関係する文献を有機的に分析、構築したはじめての用語解説書である。変容する国際社会の姿を理解する参考として活用されたい。

著者プロフィール

浦野 起央  (ウラノ タツオ)  (

浦野 起央(うらの たつお)
1955年、日本大学法学部卒業。政治学博士。
現在、日本大学名誉教授、北京大学客座教授(客員名誉教授)。

〈主要著作〉
『ナショナリズムの現代的条件』『ジュネーヴ協定の成立』『ベトナム問題の解剖』『ヴィエトナムの政治的地位』『北ヴィエトナムの対インドシナ政策』『南海諸島国際紛争史』『南シナ海をめぐる安全保障と問題点』『南シナ海の領土問題』『タイの共産主義運動』『アジア社会の近代化と価値体系』『朝統一の構図と北東アジア』『チベット・中国・ダライラマ』『パレスチナをめぐる国際政治』『アフリカ国際関係論』『現代世界における中東・アフリカ――その国際関係とソ連の関与およびパレスチナ問題』『尖閣諸島・琉球・中国』『日本の国境』『朝鮮の領土』『日本の国際認識』『ユーラシアの大戦略』『第三世界の政治学』『挑戦する第三世界』『発展途上国の社会主義』『民族独立論――アジア・アフリカにおける独立の経過と意味』『現代における革命と自決』『現代国際政治の課題』『国際政治理論史』『地政学と国際戦略』『国際関係における地域主義――政治の論理、経済の論理』『国連投票行動からみた国際関係』『人間的国際社会論』『国際関係のカオス状態とパラダイム』『冷戦・国際連合・市民社会――国連60年の世界と課題』『浦野起央著作集』12冊他。

〈資料・文献・事典著作〉
『ナショナリズム』『国蓮投票行動の計量分析』『ヴィエトナム戦争に関する米国防総省報告書』『釣魚臺群島(尖閣諸島) 研究資料匯編』『アフリカ政治関係文献・資料集成』『中東国際関係資料集』『第三世界国際関係資料集』『資料大系アジア・アフリカ国際関係政治社会史』『国際新秩序構想資料集』『20世紀世界紛争事典』『世界テロ事典』他。

〈訳書〉
モーゲンソー『国際政治学』、コーン『ナショナリズムと自由――スイスの場合』、コーン『ナショナリズムの世紀』、パイク『ベトコン〈南ベトナム解放民族戦線〉その組織と戦術』、スタック編『エスニシティの国際政治学』、ビン・タラール『エルサレムの研究』、ビン・タラール『パレスチナの自決』、ビン・タラール『平和の研究――東アラブ中心部の政治』、ローネン『自決と何か――ナショナリズムからエスニック紛争へ』、ワトソン『マイノリティ・ナショナリズムの現在』、国際連合大学『アラブの未来』、張聿法・余起編『第二次世界大戦後 戦争全史』、アーモンド&パーェル『比較政治学――システム・過程・政策』、クノール『国際関係におけるパワーと経済』、モデルスキー『世界システムの動態』、ヘライナー『南北問題の政治経済学――グローバル経済と発展途上国』、クトゥジス『麻薬と紛争――麻薬の戦略地政学』他。

上記内容は本書刊行時のものです。