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朝鮮半島 金 光男(著) - 東方出版
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朝鮮半島 (チョウセンハントウ) 未来を読む 文在寅・金正恩・トランプ、非核化実現へ (ミライヲヨムムンジェインキムジョンウントランプヒカクカジツゲンヘ)

社会一般
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発行:東方出版
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ7mm
重さ 308g
158ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-86249-346-0   COPY
ISBN 13
9784862493460   COPY
ISBN 10h
4-86249-346-7   COPY
ISBN 10
4862493467   COPY
出版者記号
86249   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年10月25日
書店発売日
登録日
2018年9月21日
最終更新日
2018年10月30日
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書評掲載情報

2019-02-19 I女のしんぶん
評者: 垣渕 幸子
2019-02-19 大阪日日新聞  朝刊
評者: 大山 勝男
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紹介

間違いなく、朝鮮半島に新たな平和の時代が訪れようとしている。
4月28日板門店南北首脳会談、6月12日シンガポール米朝首脳会談。
この朝鮮半島の劇的変化を、半島の恒久的な平和体制を実現する
絶好の機会と捉え、両首脳会談の意義、北朝鮮核問題をめぐる経過
を追う。巻末に「資料編」として、主要語句の解説を付した。核の
ない朝鮮半島、平和な東アジアを実現する議論の叩き台として提示
する。

目次

第1章 いま、何が起きているのか
 南北首脳会談、朝米会談を生み出した韓国民衆
  「朝鮮半島にもはや戦争はない」/朝鮮半島の情勢まで変えた
 キャンドル市民革命は何をもたらしたのか
  積み重ねてきた民主化の結果として/非核化と平和体制が導くもの
 最大のカベ、対立点は何か
  シンガポール米朝会談を否定する動きをどう見るか/板門店宣言は
  なぜ原則的な合意レベルなのか
 過去の南北首脳会談との違いについて  
  公開された首脳会談のねらいは何か

第2章 板門店南北首脳会談、宣言を問う
 「平和の新たな始まり」
  韓国政府が描いた未来
 北朝鮮の対話路線について
  韓国は北朝鮮の変化をどう読んだのか/北朝鮮の対話路線の転換に
  ついて
 板門店宣言をどう読む  
  朝鮮戦争終結宣言を目指す/四者会談か三者会談か/国民が主人公
  ―憲法改正の取り組みへ
 強固な平和体制を築く取り組みについて
  軍縮への期待/南北間の連絡はスムーズか
 統一問題について
  板門店宣言第一条第一項を読む/文在寅大統領―済州島四・三民衆蜂起
  (事件)七〇年慰霊祭でのメッセージ/非核化の原則的な合意から一歩
  も出ないことへの懸念

第3章 六者協議―成立と挫折
 ジュネーブ合意前史を検証する
  北朝鮮の核開発はどうした歴史を歩んだのか/第二ラウンドの朝米協議
  ―四項目の合意事項
 朝鮮半島の第一次核危機からジュネーブ合意へ
  クリントン政権は核攻撃を準備/クリントン政権下で朝米改善進む/ブッ
  シュ政権で霧散した核計画放棄のシナリオ/本格化する北朝鮮のウラン
  濃縮計画―ブッシュ政権との対立が背景
 六者協議はなぜ結実しなかったのか
  ブッシュ政権の対北朝鮮政策を検証する/2005年「9・19合意」の具体化へ
  /国連安保理決議から六者協議再開まで/2006年「2・13合意」は2005年
  「六者協議9・19合意」の具体化/日本は六者協議でどのような働きをした
  のか
 オバマ政権の対北朝鮮
  戦略的忍耐論の登場/なぜ「2・29合意」が破棄されたのか

第4章 朝米シンガポール共同声明―不信から信頼
 朝米会談をどう評価するか
  敵対、相互不信からの脱却/「朝米シンガポール共同声明」四つの特徴
 米国にとっての入口が北朝鮮にとっての出口
  対局の朝米の核交渉戦略/国連安保理制裁決議の解除時期をめぐり/
  米国メディアの批判の原点は/失敗に過去を繰り返すことはないのか
 東アジアの平和構築を目指して
  明言していた朝鮮戦争終結は会談でふれず
 東アジアの安全保証体制の変化と駐韓米軍
  「朝鮮半島非核化共同宣言」を実行に移す時が来た/韓米同盟の検討
  と調整が議論される
 北朝鮮の人権問題について
  深刻な人権問題の解決ー迫り方について/北朝鮮へのバイアスについて
  考える

第5章 北朝鮮の核と日本
 北朝鮮はなぜ核保有をしたのか
  恐怖の米国の軍事力/2016年、17年の米朝核対決をどうみる
 北朝鮮の経済政策はどこに向かうのか
  過去の失敗に学ぶ文在寅政権の取り組み/北朝鮮―経済制裁が解除され
  ないジレンマ/「先軍政治」と並行した経済システムの改編へ/北朝鮮
  軍部の今後/北朝鮮は核保有国にとどまるのではないか/完全な非核化
  への道―六者協議を再度登場は可か
 日本の北朝鮮政策は変らざるをえない
  安倍首相の政策に変化が/拉致問題の解決をどうするか
 在日朝鮮人問題について
  南北交流がもたらすもの
 難関を乗り越える
  難関を乗り越えて朝鮮半島の完全な非核化と平和を

 資料編

前書きなど

この本は、南北首脳会談と朝米首脳会談の意義、そして北朝鮮核問題を
めぐる経過を記述し、転機と考えられる時点に焦点をあて、質問に答え
る形式で私の考えを追加したものです。(中略)
核のない朝鮮半島、平和な東アジアを実現する議論の叩き台として役立
つことを願ってやみません。

著者プロフィール

金 光男  (キム クアンナム)  (

1950年、在日韓国人2世として大阪市で出生。在日韓国青年同盟大阪府
本部委員長、中央本部委員長を歴任し、1990年に在日韓国研究所を設立。
海外コリアンの交流を目的にしたGlobal Korean Network事務局長、金大
中政府時代に韓国民団兵庫県本部事務局長。現在は在日韓国研究所代表
として、朝鮮半島の情勢分析、そして韓国と日本の労働・市民社会交流を
行なっている。

川瀬 俊治  (カワセ シュンジ)  (聞き手

1947年、三重県伊賀市出身。奈良新聞記者をへて1999年まで解放出版社
職員、現在フリージャーナリスト。
2018年の著述に編者『琉球独立は可能』(解放出版社)、「セウオル号
沈没事件と原発輸出」(『現代思想』9 月号)など。

上記内容は本書刊行時のものです。