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大峯今昔
四六判
縦193mm
横135mm
厚さ19mm
208ページ
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年3月
- 書店発売日
- 2012年3月8日
- 登録日
- 2012年2月7日
- 最終更新日
- 2012年2月29日
書評掲載情報
2017-11-19 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2012-04-22 |
読売新聞
評者: 三浦佑之(古代文学研究者、立正大学教授) |
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紹介
修験道の開祖、役行者が開いた山として知られる大峯山(山上ヶ岳)は、修行の場だけでなく、
人々の信仰の地として古来より参拝者が訪れていた。また大峯山系は高山植物や動物も多く棲息
し、自然の宝庫でもある。その大峯にまつわる自然誌や役行者の伝記などから拾い出した、役行
者から戦後まで、今昔のお話16話を収録。
目次
Ⅰ 大峯山系の生物にまつわるお話
一 行者の衣食――葛を衣に松を食う
二 山中にただよう芳香――麝香を放つ怪しい糞
三 怖ろしい岩茸採り――手離した命綱
四 山上土産の天狗尺――石楠花の尺同箸
五 大峯の篠竹の功罪――大阪城への献納矢竹
六 幻の吉野人参――直根人参考
七 奥吉野の生物――コマドリとミツバチ、鹿・熊・猪たち
八 幻のツチノコ――オノコロヅチは生きている!
Ⅱ 大峯山にまつわる昔と今の秘話と悲話
九 理源大師の金の眼――盗まれた銅像の目玉
十 往のうと鳴る鐘――鐘掛行場の由縁
十一 無くなったか岩屋修行――どこに消えたか川上の岩窟
十二 祇園の宿か寺祇園か――関白藤原道長の金峯参詣
十三 縛られた紀州の大殿様――豪胆な山案内、角甚旅館の当主
十四 浦上切支丹の大和流配――天川における鉱山労働
十五 春雪に散った若い命――大阪府立天王寺中学二少年の遭難死
十六 女嫌いの大峯山――女人禁制の山上ヶ岳
上記内容は本書刊行時のものです。