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他力の思想
仏陀から植木等まで
発行:青灯社
四六判
220ページ
並製
定価
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年6月
- 書店発売日
- 2013年6月26日
- 登録日
- 2013年6月19日
- 最終更新日
- 2013年6月27日
紹介
國分功一郎氏すいせん
≪生きることに「東洋」も「西洋」もない。仏教を知るために、生きることの立脚点を思考するために、私は山本伸裕氏の『他力の思想』を強く推薦する≫
● 龍樹、親鸞、清沢満之 らの他力思想を読みなおし、自力にこだわる現代人の精神の呪縛を解く。
● 著者自身が生きるためにうなづいたユニークな仏教思想史。
● 空思想の最高の真理が言語活動の止滅にあるとする通説を覆し、むしろ言葉のはたらきの可能性をとおして他力浄土門への発展を明かす。
● 西田幾多郎や鈴木大拙に影響を与えた近代の宗教家・哲学者清沢満之の独創性・先駆性をあらためて捉えなおす。
● 真宗の僧侶・植木等のスーダラ節、一世を風靡したその歌と生き方に親鸞の教えをみる。
目次
はじめに
第一章仏教と方便
第二章「空」とはどういうことか――龍樹の思想
第三章「愚」に立つ宗教――親鸞と浄土教
第四章絶対無限に乗ずる――清沢満之と近代
第五章真宗と戦争――南條文雄、暁烏敏、高木顕明の「他力」理解
第六章現代の他力思想――植木徹誠から植木等へ
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。