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直接取引:あり(自社)
万葉集百歌
発行:青灯社
四六判
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2008年5月
- 書店発売日
- 2008年5月10日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
[万葉集の新しい入門書誕生]
万葉集から百の名歌を選びなおし、最新の研究成果をふまえて新たに読み解き、鑑賞する。
万葉集は、「庶民の素朴な生活感情を素直に表現した歌集」ではないとして、まず、文学の発生や起源とのつながりで考える。また一方、当時の中国文学の影響による高度な表現の達成にも注目していく。
古代の人びとの考え方、感じ方にもとづいた読みをリードしてきた古橋氏と、歌の批評、鑑賞で定評のある森氏の絶妙のコンビで誕生する新しい万葉集案内。
版元から一言
名歌を選びなおす
古代の人びとの考え方、感じ方をふまえ、新しい表現、高度な表現に注目して読む解き、鑑賞する。
『古今和歌集』以降、恋の歌は心変わりの歌を入れるようになる。そういう歌がほとんどないことからして、万葉集は青春の文学ではないかと思う。そういうなかで、この歌は突出している。万葉集の時代にも、当然のことながら、終末期の恋に苦しむ人がいたのだ。
(「さし焼かむ 小屋の醜屋に かき棄てむ 破薦をしきて」より/古橋)
秩序をもって成り立つ社会で無秩序な動物的欲望や、欲しいままに広がって行く恋情といったものは内に隠されていないと、秩序を破壊する。〈性〉は恐れられてけがれとも神聖とも見られ、少し距離を置いて見られた。神聖と見られると神との関係と似てきた。
(「ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし」より/森)
上記内容は本書刊行時のものです。