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北朝鮮「偉大な愛」の幻(上)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2007年4月
- 書店発売日
- 2007年4月4日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2011年12月7日
書評掲載情報
2012-01-15 |
朝日新聞
評者: 姜尚中(東京大学教授・政治思想史) |
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紹介
<北朝鮮の現状と未来や日米の今後の対応のあり方について、亡命者の証言を吟味し、ぼう大な資史料を分析して貴重なヒントを与える傑出したノンフィクション。>
立花隆氏の推薦文
―今後北朝鮮についてなにか真剣に論じたいと思う人はすべて、まずこの大著を読破するところからはじめなければならないだろう。原著(ハードカバー版)が一昨年に出版されたアメリカではすでに昨年からそうなっている。
ザ・ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス(米国の権威ある書評)
―これまで北朝鮮に関して書かれた本のなかで、これはまさに最高のものだ。
卓越した米国のジャーナリストが、13年もの歳月をかけて著した、北朝鮮問題集大成の大著。北朝鮮の元高官、軍人、労働者等脱北者の数多くの証言を集め、また膨大な資料の徹底検証を通して、北朝鮮が如何にして作られ、今日に至ったかを余すところなく明らかにしている。610頁2巻という大分量ではあるが、読みやすい文体で、しかも尽きることのない興味ある事件、事実の連続で、読者は時間を忘れてしまうだろう。
目次
[上巻目次]
日本の読者へ
プロローグ
1 はたして楽園か――始めての北朝鮮本文(一九七九年)
2 抗日戦士と賛美歌――若き日の金日成
3 吹雪の長征――ゲリラ時代の金日成(一九三〇年代)
4 魅力的な青年リーダー――金日成(一九四〇年代)
5 命拾いした金日成――朝鮮戦争
6 楽園を開いた指導者とともに――金日成(一九五〇年代)
7 ソ連とたもとを分かつ――金日成(一九六〇年代)
8 偉大な愛が花開く――一九七〇年代の北朝鮮外交
9 計画経済の偉業――北朝鮮の発展(一九七九年)
10 待機する女性たち――金一族
11 王子さま――若き日の金正日
12 出身が決める運命――北朝鮮人として育つ
13 金正日の文化革命――「忠誠の道」に導く
14 壁に耳あり――国内スパイ網
15 ライバルの追放――金正日、後継者に指名される
16 体制批判――強制収容所へ
17 特閣接待員――女たちの夢の生活
18 映画監督と女優の拉致――金正日の奇妙な優先順位
上記内容は本書刊行時のものです。