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新・学歴社会がはじまる
分断される子どもたち
発行:青灯社
四六判
268ページ
上製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2006年11月
- 書店発売日
- 2006年11月5日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
ジャンル[教育・社会]
エリートとその他大勢に分断される
学力の二極化が進んでいる。私立中学や中高一貫校に進む少数のできる子。塾や家庭教師を頼める富裕層の子弟で、詰めこみ教育復活の結果、早いうちからストレスをためこみ、家庭内暴力も少なくない。一方、その他大勢の、できる子以外は習熟度別授業で別コースに固定され、学習意欲も低く、将来の下流社会人候補だ。
経済界の要請を受けた国のエリート教育政策への転換が今日、経済格差による学力の二極化を進め、学校現場を荒廃させている。教師体験にもとづいた、子どもの立場にたつ教育論の第一人者が、その深刻な現状と再生を考える。
目次
プロローグ 拡大する学力格差
1.広がる格差――下流社会化する日本
2.教育格差と学校の多様化・複線化――競争原理と選択の自由の真相
3.学力格差を拡大させた学力低下論――その経緯と真相と結末
4.働き方・生き方の格差――ニート問題から見えるもの
5.「勝ち組」の未来はバラ色か――バーチャルな金融教育の落とし穴
6.親は「学力」要求よりも「心」――わが子の人格形成を求める
7.機会平等、教育に希望を――ライフラインとしての教育保障
新・学歴社会の予感――あとがきに代えて
上記内容は本書刊行時のものです。