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戦国民衆像の虚実
発行:高志書院
四六判
縦188mm
横127mm
厚さ20mm
重さ 500g
300ページ
定価
3,000円+税
- 初版年月日
- 2019年10月27日
- 書店発売日
- 2019年10月27日
- 登録日
- 2019年9月27日
- 最終更新日
- 2019年9月27日
紹介
戦国の村=民衆から目をそらさず、その視座から統治権力の本質にせまり、新たな全体史に挑む藤木史学。学界・読書界に多大な影響を与えた藤木久志氏の、単著未収録の論稿のうち20編を選んだ本書は、藤木史学のエッセンスが凝縮され、その全貌を学ぼうとする者の入口として好適の1冊となる。編集は稲葉継陽氏(熊本大学教授)と清水克行氏(明治大学教授)。
目次
序 比較史の魅力
第1部 民衆と戦場の現実
刀狩り―兵と農の分かれた社会へ/廃刀令の通説を疑う/戦国民衆像の虚実/村に戦争が来た/戦場の村のメンテナンス・システム/中世戦場の略奪と傭兵―「応仁の乱」の戦場から―/雑兵たちのサバイバル・システム/秀吉の朝鮮侵略と名護屋
第2部 飢饉の実態
弘治年間の村々の災害/永禄三年徳政の背景―歴史のなかの危機にどう迫るか―/戦国甲斐の凶作情報を読む/飢餓と戦争の鎌倉社会/ある荘園の損免と災害―東寺領播磨国矢野荘の場合―
第3部 地方からの視点
関東公方領のアジール性/領域勧農の記憶―南奥の「白川家年中行事」断章―/上杉謙信の印象/北奥から見た豊臣政権/和知の山論/市の立つ日
初出一覧
解説 藤木史学 そのスケールと成り立ち………………稲葉継陽(熊本大学教授)
上記内容は本書刊行時のものです。