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古代高麗郡の建郡と東アジア
- 書店発売日
- 2018年5月25日
- 登録日
- 2018年5月5日
- 最終更新日
- 2018年5月5日
紹介
「駿河・甲斐・相模・上総・下総・常陸・下野の七国の高麗人一七九九人を以て武蔵国に遷し、高麗郡を置く」(『続日本紀』)。今から1300年ほど前に起きた高麗人による建郡には、どのような歴史的な意義あるのだろうか。いったいこのとき、何があったのか? 東アジア全体を見通しながら、現地の発掘調査に拠りながら、なぞの解明にたち向かう。
目次
発刊にあたって………………………………………大野松茂(高麗1300理事長)
序………………………………………………………高橋一夫(日本高麗浪漫学会理事)
第1部 高麗氏と建郡
高麗福信と武蔵国……………………………………中村順昭(日本大学文理学部教授)
肖奈行文と高麗福信…………………………………加藤謙吉(放送大学兼任講師)
肖奈氏における高麗朝臣賜姓の歴史的背景………赤木隆幸(日本高麗浪漫学会理事)
相模国の若光伝承……………………………………荒井秀規(藤沢市役所郷土歴史課 学芸員)
武蔵国高麗郡と物部直氏……………………………鈴木正信(文部科学省教科書調査官)
唐・新羅戦争前後の新羅と倭国……………………中野高行(東京農業大学第三高等学校教諭)
東アジアからみた高麗郡建郡………………………柿沼亮介(早稲田大学高等学院教諭)
日本列島出土初期高句麗系馬具について…………諫早直人(京都府立大学文学部准教授)
第2部 高麗郡と古代寺院
高麗建郡と女影廃寺…………………………………高橋一夫(埼玉考古学会会長)
高麗郡の古代寺院について…………………………加藤恭朗(坂戸市教育委員会)
遺跡から見る古代高麗郡……………………………中平 薫(日高市教育委員会)
高麗郡建郡と東金子窯………………………………富元久美子(埼玉県飯能市教育委員会)
武蔵高麗寺と朝鮮半島の国名を冠した古代寺院…須田 勉(日本高麗浪漫学会会長)
上記内容は本書刊行時のものです。