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見出された縄文の母系制と月の文化
A5
〈縄文の鏡〉が照らす未来社会の像
発行:言叢社
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ27mm
重さ 694g
536ページ
定価
3,600円+税
- 初版年月日
- 2021年6月1日
- 書店発売日
- 2021年6月23日
- 登録日
- 2021年6月2日
- 最終更新日
- 2021年6月2日
紹介
◆《原始、女性は「太陽」をも統べる、輝く「月」だった》
★高群逸枝の女性史研究を継承し、先史縄文に〈母系・母権〉と〈月の文化〉、〈コモンの社会像〉を見出した著者の、生涯をかけた研鑽の足跡をつづる大著。
バッハオーフェン、モルガン、エンゲルスにはじまり、以後の人類学の流れをたどり、さらには最新の考古学、歴史学、神話学、国文学、DNA研究、海民研究、アイヌ研究の業績を批判的に読解し、母系・母権的な縄文の社会と文化を描き、来たるべき社会像を追究する「高良女性史論」の到達点。
★日本の文化の姿は、歴史の奥深い背景をつくってきた〈女の文化〉を理解することなしには成り立たない。本書は、そのための豊かな材料を提供してくれる宝庫である。
目次
〈主な目次〉
第一部 母系制と母権制、神話との出会い―歴史の真実を求めて
第一部続篇 月に捧げる日本の動物供犠とその禁止―縄文時代から天武の禁令まで
第二部 DNAの研究により見出された縄文の母系制社会
第三部 「海民」文化と、母系制が存在した関東東南部の先史・古代文化を探る
第三部続篇 アイヌ民族を考える―縄文人に最も近い人々
第四部 北九州の母系制社会の周辺文化を探る
第五部 世界でも独特な縄文の社会と文化
―生産手段を共有し、農耕を本格的に拡大しなかった。この時代の大半は母系制の可能性
第六部 未来社会の可能性を探る―性別役割分業の克服、生産手段の共有
上記内容は本書刊行時のものです。