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見出された縄文の母系制と月の文化 高良留美子(著/文) - 言叢社
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見出された縄文の母系制と月の文化 (ミイダサレタジョウモンノボケイセイトツキノブンカ) A5 〈縄文の鏡〉が照らす未来社会の像 (ジョウモンノカガミガテラスミライシャカイノゾウ)

社会科学
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発行:言叢社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ27mm
重さ 694g
536ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-86209-083-6   COPY
ISBN 13
9784862090836   COPY
ISBN 10h
4-86209-083-4   COPY
ISBN 10
4862090834   COPY
出版者記号
86209   COPY
Cコード
C1021  
1:教養 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年6月1日
書店発売日
登録日
2021年6月2日
最終更新日
2021年6月2日
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紹介

◆《原始、女性は「太陽」をも統べる、輝く「月」だった》
★高群逸枝の女性史研究を継承し、先史縄文に〈母系・母権〉と〈月の文化〉、〈コモンの社会像〉を見出した著者の、生涯をかけた研鑽の足跡をつづる大著。
バッハオーフェン、モルガン、エンゲルスにはじまり、以後の人類学の流れをたどり、さらには最新の考古学、歴史学、神話学、国文学、DNA研究、海民研究、アイヌ研究の業績を批判的に読解し、母系・母権的な縄文の社会と文化を描き、来たるべき社会像を追究する「高良女性史論」の到達点。
★日本の文化の姿は、歴史の奥深い背景をつくってきた〈女の文化〉を理解することなしには成り立たない。本書は、そのための豊かな材料を提供してくれる宝庫である。

目次

〈主な目次〉
第一部 母系制と母権制、神話との出会い―歴史の真実を求めて
第一部続篇 月に捧げる日本の動物供犠とその禁止―縄文時代から天武の禁令まで
第二部 DNAの研究により見出された縄文の母系制社会
第三部 「海民」文化と、母系制が存在した関東東南部の先史・古代文化を探る
第三部続篇 アイヌ民族を考える―縄文人に最も近い人々
第四部 北九州の母系制社会の周辺文化を探る
第五部 世界でも独特な縄文の社会と文化
      ―生産手段を共有し、農耕を本格的に拡大しなかった。この時代の大半は母系制の可能性
第六部 未来社会の可能性を探る―性別役割分業の克服、生産手段の共有

著者プロフィール

高良留美子  (コウラルミコ)  (著/文

詩人・評論家・作家。女性史研究者。1932年、東京生まれ。東京藝術大学美術学部、慶應義塾大学法学部に学ぶ。尖鋭な文化雑誌「希望」に参加。1962年、詩集『場所』により第13回H氏賞、1988年、詩集『仮面の声』により第六回現代詩人賞、2000年、詩集『風の夜』により第9回丸山豊記念現代詩賞を受賞。1989~96年、城西大学女子短期大学文学部客員教授。長編小説『百年の跫音』上・下。『高群逸枝とボーヴォワール』を含む自選評論集『高良留美子の思想世界』(全6巻、御茶の水書房)、『岡本かの子 いのちの回帰』(翰林書房)、『恋する女―一葉・晶子・らいてうの時代と文学』など。日本神話論に『花ひらく大地の女神―月の大地母神イザナミと出雲の王子オオクニヌシ』。編纂書に『高良武久詩集』(思潮社)、『高良とみの生と著作』(全8巻)、『宮中養蚕日記』(田島民著)、『浜田糸衛 生と著作』上・下、『誕生を待つ生命―母と娘の愛と相克』、『戦争期少女日記―自由学園・自由画教育・中島飛行機』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。