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〈全村避難〉を生きる
生存・生活権を破壊した福島第一原発「過酷」事故
発行:言叢社
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ22mm
重さ 570g
384ページ
定価
2,400円+税
- 初版年月日
- 2020年2月10日
- 書店発売日
- 2020年2月25日
- 登録日
- 2020年2月19日
- 最終更新日
- 2020年2月19日
紹介
福島第一原発過酷事故による「全村避難」。人々の生活権を丸ごと破壊する状況のもとで、具体の「いのちの権利」とはなにかを問い、個と家族と《基底村の共同性》に根をおいて、飯舘村民救済申立団の組織者としてたたかった、一人の村民の自伝的著作。また、飯舘村の公務員としての実経験と、公務員としての倫理を詳細に証言した記録でもある。
目次
序 新たな自立の道をめざして
第一編の一 飯舘は何を問いかけるのか
第一編の二 飯舘村民救済申立団の結成と謝罪・賠償要求
第二編の一 家郷の破壊・「飯舘」山中郷
一.存在破壊と生活破壊――「棄民」への告発
二.われわれ、村民が培ってきた暮らしの全てを失った
三―1.「村の歴史」と「わたし」――三度の変革を超えて、直面した危機
三-2.戦後の「村の暮らし」――開拓山村での暮らし①
三-3.戦後の「村の暮らし」――開拓山村での暮らし②
四-1.「村の暮らし」第三の変革期のはじまり
四-2.「村の暮らし」の底上げ
五.創造されてきた村の自然・風土・景観――積みあげられた記憶
六.わが生涯の四つの危機
七.四番目の危機(六二歳の時)――放射能汚染による全村避難
八.個体の危機を引き起こした者への全面的な対処
第二編の二 飯舘村民救済申立団「申立の趣旨」
九.未曾有の原子力災害は、われわれの何を殺したのか
一〇.人間存在の基本権――存在権・存在倫理と生活権
一一.自治体の「行政権力」と「公務員の基本倫理」
一二.消費社会段階での「生活経済」と「賠償」の位相
第三編の一 聞書・村の変革期に果たした仕事
第三編の二 聞書・全村避難と村の自治
第三編の三 聞書・全村避難と飯舘村民救済申立の現在
巻末資料●申立準備書面3「避難慰謝料・生活破壊慰謝料について」
上記内容は本書刊行時のものです。