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東方神起 ユニゾンの瞬間(とき)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年11月
- 書店発売日
- 2017年11月30日
- 登録日
- 2017年11月13日
- 最終更新日
- 2017年11月28日
紹介
第三幕始まる――。
2010年より始まった東方神起の第二幕、それは〝分断〟されたファン再生のストーリーでもあった。
2人の東方神起は何を目指したのか?
三幕ではどこへ進もうとしているのか?
ファンはそれをどう受け止めたのか?
5人時代からの〝橋を渡った〟ファンが、PV映像、振り付け、歌詞、インタビューなどあらゆる角度から読み解いた、もう一つの2人のヒストリー。
知られざる東方神起の魅力がここに。
目次
はじめに(『Fine Collection~Begin Again~』を読む)
一章 分裂した東方神起ファン――語る言葉がなくなった――
二章 航路を失った船のように――私の物語と2人の始動――
三章 5人から2人へ――その中にあった連続性
四章 5人時代から受け継ぐツアー『TONE』
五章 JPOPグループ、東方神起
六章 反韓の嵐の中で
七章 ユノの涙
八章 ともに紡ぎだせる瞬間を
九章 不在の間に現れた、もう一つの東方神起
一〇章 王の帰還
おわりに
Column 東方神起の楽しみ方 (´・J・`)人(∵)
前書きなど
2011年から始まった、2人の東方神起は、常に「2人でやっていけるのか?」という不安をはらんでいた。 『FINE COLLECTION~Begin Again~』に収められたような、2人の曲の一つ一つが、その不安を払拭し、新しい「2人の東方神起」を創り上げていく為の土台となった。しかし、2人が日本や韓国で多くのファンに受け入れられ、数々のライブステージで感動を生むようになってからも、2人が5人時代の曲を披露する時、そこに、古傷にもう一度触れられるような痛みが 残っていたことは事実だ。それは、5人の楽曲を2人で歌い、踊るという技術的なむずかしさであり、同時にファンが5人時代と2人の東方神起を繋がったものとしてみることの心情的なむずかしさだった。
2曲のバラード曲は、5人時代と比べて大きく異なっている点がある。それは、2人の声だ。2人の声はハイ・パートとロー・パートという、もっとも離れた音域を持っていた。そして5人時代の東方神起は五つの個性的な声がハーモニーとしてまとまるところに、魅力があった。しかし2人はここで声の違いを際立たせるようなことはせずに、むしろ二つの声をシンクロさせることに、集中している。(中略)
この2人がベスト盤のバラードで見せたように東方神起という名の元に「融合」する時、生まれてくるもの。それこそ が東方神起・第三幕が始まる意味となるだろう。
東方神起という、韓国と日本両国に所属事務所を持ち、アジアを中心とした広い地域で活動するこのグループを応援することは、時に楽しさだけではない感情を呼び起こす。それでも多くのファンが、彼らのステージやパフォーマンスの魅力に惹きつけられ、激動の時をともにこらえながら、見守ってきた。――そこまで魅了される東方神起ってなんだろう? それはファンなら誰しも、一度は考えたことのある問いだろう。なぜ、応援するんだろう。どうして、こんなに惹かれるんだろう。その答えは、2人パフォーマンスに隠されている。だからこそ、ファンは問い続けるべきだ。 ――東方神起とはなにか? 本書を読んでくれた誰かの胸の中で、その問いが深く刻まれることを心から願う。東方神起。東方神起とは?さあ、これからともに、その答えを探す旅へ。
版元から一言
マイケルジャクソンを尊敬し、ステージの上では無双ぶりを見せつけるユノ。ユーモア(ちょっと毒あり)溢れるトークと、目のさめるようなハイトーンボイスが魅力的なチャンミン。2人は東方神起という名の元に、これまで数々の大舞台へ立ち、圧倒的なパフォーマンスで、多くのファンを魅了してきました。その期間は5年以上になります。
東方神起はもともと5人組グループでした。5人時代の2009年、初の東京ドーム公演時はすごい熱気であり、今でもまざまざとその光景を思い出すことができます。
2度の活動停止、そして再始動、そして毎年休みなく行われたツアーステージで、2人はどのような時間を過ごしてきたのか?何を見てきたのか?
なぜ2人は、これほど優れたステージを創り出すことができるのか?
本書は、5人時代からの〝橋を渡った〟著者が、そんな2人の軌跡、これからの方向性を読み解くとともに、どう応援してきたかを明らかにしています。
忘れられない光景がもう一つあります。
2015年の2人の最後のツアーとなった『WITH』東京ドーム公演翌日。朝方、東京ドーム付近を歩いていたら、東京ドームホテルのいくつかの窓に、こう書かれたうちわが立てかけられていました。
「TVXQ」「ありがとう」
それを見たとき、このグループにとってファンの存在は特別なものがあるのだ、と思いました。
本書によって、東方神起というグループの稀有な魅力を、より深く、知ってもらえれば喜ばしいかぎりです。
上記内容は本書刊行時のものです。