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有機農業のチカラ 大江正章(著/文) - コモンズ
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有機農業のチカラ コロナ時代を生きる知恵

発行:コモンズ
四六判
価格 1,700円+税
ISBN
978-4-86187-168-9
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
発売予定日
登録日
2020年9月17日
最終更新日
2020年10月15日
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紹介

コロナ時代を生きる私たちは、グローバリゼーションと高度経済成長・過度な都市化を見直し、ヨーロッパを一つのモデルとして、ローカリゼーションと食料自給へ向かわざるを得ない。持続可能性を考えれば、有機農業への大転換という道しかない!各地を歩いて取材し、日本農業の特質をよくふまえたうえで、わかりやすく提言する。高校生から読めます。

目次

まえがき
プロローグ 有機農業感性と田園回帰
 一. 日本の有機農業と日本有機農業学会
 二. 有機農業の定義
 三. 有機農業の五つの波
 四. 日本の有機農業の現在
 五. 学校給食・田園回帰・有機農業
 六. 有機農業的感性

Ⅰ 食・農・地域を守る思想
 一. 中国バッシングでは何も解決しない
 二. 半径三メートルの安全性を超えて
 三. 都市と農業に接点を創る
 四. 有機農業が創り出した地域循環型経済
 五. 農民の知恵のグローバリゼーション
 六. 他人事から自分事へ

Ⅱ 学校給食と有機農業と地域づくり
 1 全量地元産有機米の学校給食と有機農業●いすみ市(千葉県)
 一. ゼロから広げた有機稲作
 二. 学校給食への導入
 三. なぜうまくいったのか――公と民の連携
 四. 有機稲作がどこまで広がるか
 五. 地元産有機米給食が地域の発展にどう寄与するか

 2ソウル市の学校給食における有機農産物導入政策に学ぶ
 一. なぜ注目されているのか
 二. 日本の学校給食の現状
 三. 親環境農産物を学校給食に導入し、都市農村共生社会をつくる
 四. 市民運動から政策へ
 五. ソウル市の親環境農産物調達システム

 Ⅲ 地域に広がる有機農業
 1 有機の郷をつくる――中山間地域こそ有機農業
 一. 有機農業に積極的な島根県
 二. 有機農業は環境保全型農業の延長ではない
 三. 有機農業の担い手を農林大学校で育てる
 四. 自給をベースにした有機農業

2 多面的な有機農業の展開――埼玉県を事例に
 一. 埼玉県の農業の変貌と現在
 二. 有機100倍運動と有機農業
 三. 多様な広がりをもつ小川町の有機農業
 四. 農林大学校有機農業専攻を卒業し、有機農業の担い手に
 五. 開発から排除される存在としての障がい者と農業
 六. 有機農業とグリーンツーリズム
 七. 有機農業の多様性と地域づくり

Ⅳ 田園回帰と有機農業
 1 農を志す若者たち
 一. 若者たちの志向が変わってきた
 二. 新規参入者の増加と有機農業的志向
 三. 農協の有機農業研修制度で就農へ
 四. 有機農業のすべてを学ぶ塾を卒業して就農
 五. 都市から地方への人口移動が始まった

 2 脱成長と田園回帰
 一. 都市型社会に未来はない
 二. 脱成長の時代
 三. 若者世代への価値観の転換とGLH(地域総幸福)

 3 地域の希望を創る――田園回帰と有機農業
 一. 私たちは幸せなのか
 二. 田園回帰が進む地域の共通項
 三. 有機農業を志向する新規参入者たち
 四. 地域づくりの四つのポイント

Ⅴ 東日本大震災から考える
 1 放射能に克つ農の営み――苦悩のなかから福島に見えてきた光
 一. ぱったり途絶えた注文
 二. 100km以上離れているのに…
 三. ネットから始めて首都圏での直接販売へ
 四. 放射能に克つ土の力

 2 内発的復興と地域の力
 一. 基本理念と生業の振興
 二. 七つの重要な視点
 三. 経済成長優先主義から脱成長へ
 四. 内発的な力と外発的な力の交響

 3 耕す市民の力

Ⅵ 協同組合と都市農業
 1 本来の農を育てる協同組合になってほしい
 一. イメージの悪さと存在感のなさ
 二. 有機農業のまちの意欲的な農協が始めた新規参入制度
 三. 農協はいのち・食料・環境・暮らしを守り育む仕事
 四. 本来の精神に立ち返る

 2 都市農業の新たな地平
 一. 地産地消で消費者とつながり高収入、独自の販路開拓も
 二. 都市農業の法的位置づけの変遷
 三. 都市農業の役割と必要とされる新たな政策
 四. 学校給食と都市農業
 五. 地域づくりへの目線と活動を

Ⅶ 自治体職員・首長へのメッセージ

 1 震災復興が語る農山村再生
 2 新規就農者を育てるオーガニック朝市
 3 地域主義と田園回帰
 4 高畠で三つの発見
 5 幸せを生みだす市民的経済
 6 自由貿易VS保護貿易を超えて
 7 住民参加で創る公共図書館
 8 放牧制限をめぐって

エピローグ 二人の師匠に学ぶ――高松さんと明峯さんと、ぼくの活動
 一. 「たまごの会」との出会い
 二. 高松さんとの20年間
 三. 明峯さんとの24年間
 四. 二人の方針はどこが違ったのか
 五. 高松田んぼとアジア太平洋資料センター

著者プロフィール

大江正章  (オオエタダアキ)  (著/文

ジャーナリスト、全国有機農業推進協議会理事。

1957年生まれ。経済成長優先社会を問い、暮らしを見直すメッセージと新たな価値観・思想をわかりやすく伝えることをモットーとする。主著に『農業という仕事――食と環境を守る』(岩波ジュニア新書、2001年)、『地域の力――食・農・まちづくり』(岩波新書、2008年)、『地域に希望あり――まち・人・仕事を創る』(岩波新書、2015年、農業ジャーナリスト賞受賞)。

上記内容は本書刊行時のものです。