.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:なし
佐藤信と「運動」の演劇
黒テントとともに歩んだ50年
B119
356ページ
価格
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年3月
- 書店発売日
- 2020年3月31日
- 登録日
- 2020年3月9日
- 最終更新日
- 2022年12月20日
紹介
いかに演劇は社会を変革できるか?
佐藤信と 黒テントの「運動」の軌跡と現在
1970年、佐藤信とアングラ劇団・黒テントの旅が始まった……。佐藤は、仲間たちと「運動としての演劇」というテーゼを掲げ、演劇創作を「運動」として展開していく。それは、いったいどのような活動だったのだろうか。黒テントという集団と共に、佐藤が手がけた舞台はどのように変化していったのだろうか。半世紀近く経った今、佐藤はどこを旅しているのだろうか……
佐藤信の言葉は、時に黒テントを鼓舞し、時に挑発しながら、「運動」と分かちがたく一体のものであった。
佐藤信が「テキストに仕掛けられ時限爆弾」と呼ぶものは、一つには、黒テントがその時々に掲げたテーゼに呼応する部分であり、運動の痕跡とも言えるものである。それを事件的なものとして神話化するのではなく、「雷管」を外すように、言葉と向き合ってみたらどうなるか。
この「雷管」が外された時、姿を現すのは、時代を超えた普遍的な「問い」であり、それは、創作の初期から70年代にかけて追求されてきた「変革を妨げるものの正体とは何か」という問いだ。これは60年安保闘争を契機として生まれたものではあるが、例えば、なぜ米軍基地の移設も、原発の再稼働も止められないのかといった現在進行形の問題を思い起こせば、時代を超えて問われ続けなければならない「問い」と言えるはずだ……。(あとがきより要約)
上記内容は本書刊行時のものです。