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教授学への招待 エヴァルト・テアハルト(Ewald Terhart)(著/文) - 春風社
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教授学への招待 (キョウジュガクヘノショウタイ) 教えることと学ぶことの科学的探究 (オシエルコトトマナブコトノカガクテキタンキュウ)

教育
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発行:春風社
A5判
262ページ
定価 3,900円+税
ISBN
978-4-86110-970-6   COPY
ISBN 13
9784861109706   COPY
ISBN 10h
4-86110-970-1   COPY
ISBN 10
4861109701   COPY
出版者記号
86110   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年12月
書店発売日
登録日
2024年10月11日
最終更新日
2025年1月10日
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紹介

教えるとは? 学ぶとは? そして授業とは何か?
日本の教育学、カリキュラム研究、授業論に長らくインパクトを与えてきたドイツ教育学。なかでも授業における教えと学びの関係をひもとく教授学理論は、学校や授業をどのように捉え、どのような教師を育てようとしてきたのか。ドイツ教育学の大家が描く教授学のこれまでとこれからに、授業とは何か、授業には何ができるのかを学ぶ。訳者らによるドイツ教授学の解説と日本の教育方法学の展望付き

目次

日本語版序文
訳者序文
まえがき
第I部 教授と学習の基礎
1.導入――概要と目的
2.諸概念に関する細やかな説明
3.制度化された教授――学習の歴史について
4.教授と学習――心理学と教授学の間
5.新しい学習文化
6.良い教師=より良い授業か?――実証研究の構想と知見
7.教授と学習に対する神経科学の貢献
8.生徒集団の異質性――今求められる教師の専門性

第II部 教授学の理論とモデル
1.導入――全体像と目標
2.授業とは何か?
3.一般教授学のモデル
4.授業方法――概念、展開、研究
5.一般教授学はこれからどうなる?
6.授業理論と一般教授学――考察と分類

訳注
参考文献一覧

訳者解説
1.一般教授学のこれまでとこれからを考える――陶冶理論的教授学の遺産と現代への挑戦状(宮本勇一)
2.「学習」の解明は「よい授業」を生み出すか――教授学と心理学(あるいは神経科学、学習科学)(熊井将太)
3.「教授学」は教師にとってなぜ必要か――教師教育における教授学の役割(松田充)

謝辞
索引

著者プロフィール

エヴァルト・テアハルト(Ewald Terhart)  (エヴァルトテアハルト)  (著/文

【著者】
エヴァルト・テアハルト(Ewald Terhart)
ミュンスター大学名誉教授。1952年にドイツ・ボルケンに生まれる。ミュンスター大学で学んだ後、オスナブリュック大学で博士号(1978年)と教授資格(1982年)を取得。オスナブリュック大学、リューネブルク大学、ボーフム大学で教授職を務めた後、2002年にミュンスター大学の学校教育学・一般教授学の教授職に就任。2018年に同職を退職した後は、同大学名誉教授として、現在も積極的な研究活動を行っている。この間、連邦レベルや州レベルで学校教育や教員養成に関わる多くの委員や委員長を務めた。主要な著作としては、“Lehrerberuf und Lehrerbildung”(Beltz, 2000)や“Lehr-Lern-Methoden”(Juventa, 2005)、“Handbuch der Forschung zum Lehrerberuf”( Hedda Benniwitz, Martin Rothlandらとの共編著, Waxmann, 2014)などがある。

松田充  (マツダミツル)  (翻訳

松田充(まつだ・みつる)
兵庫教育大学教員養成・研修高度化センター准教授。1989年生まれ。2018年に広島大学大学院教育学研究科を修了後、フレンスブルク大学・客員研究員を経て、2019年に広島大学大学院人間社会科学研究科の助教を務める。2022年より兵庫教育大学教員養成・研修高度化センターに講師として着任し、2024年より現職。専門は教育方法学、ドイツ教授学、授業研究。主な著作に『批判理論による教授学の再構成――ドイツにおける授業研究の理論と実践』(広島大学出版会、2023年)、『学習集団研究の現在Vol.4 授業研究を軸とした学習集団による学校づくり』(共著、溪水社、2023年)、“Unterrichtsforschung und Unterrichtspraxis im Gespräch”(共著、Klinkhardt、2022年)などがある。

宮本勇一  (ミヤモトユウイチ)  (翻訳

宮本勇一(みやもと・ゆういち)
岡山大学学術研究院教育学域講師。1991年生まれ。2020年に広島大学大学院教育学研究科を修了後、広島大学大学院人間社会科学研究科助教を経て、2023年より現職。2024年にはドルトムント工科大学客員教員も務める。専門はカリキュラム研究、教育方法学、一般陶冶論。主な著作に『フンボルトの陶冶理論と教育改革――学問中心カリキュラムの再考』(春風社、2023年)、“Grenzen auflösen - Grenzen ziehen”(共著, Barbara Budrich, 2022)、“Unterrichtsforschung und Unterrichtspraxis im Gespräch”(共著, Klinkhardt, 2022)などがある。

熊井将太  (クマイショウタ)  (翻訳

熊井将太(くまい・しょうた)
安田女子大学教育学部准教授。1984年生まれ。2012年に広島大学大学院教育学研究科を修了後、同年に同研究科助教に着任。2012年から2023年まで山口大学教育学部に勤めた後に、2023年より現職。専門は教育方法学、学級論、教育方法史。主な著作に『学級の教授学説史――近代における学級教授の成立と展開』(溪水社、2017年)、『「エビデンスに基づく教育」の閾を探る――教育学における規範と事実をめぐって』(共編、春風社、2019年)、『流行に踊る日本の教育』(共著、東洋館、2021年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。