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在庫あり
取引情報
取引取次:
ト|ニ|地方小
直接取引:あり(その他)
備前国物語 吉井川情話
木葉新三郎と河内屋治兵衛
四六判
縦188mm
横127mm
厚さ20mm
397ページ
並製
価格
1,700円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年12月19日
- 書店発売日
- 2018年12月25日
- 登録日
- 2018年12月4日
- 最終更新日
- 2019年1月18日
紹介
江戸時代の初期、備前岡山藩を舞台にした物語。
徳川三代、家光の頃には幕府の政権も確立し、戦のない時代を迎えていた。武士の地位も固定化した。
岡山藩主・光政は、実質石高を上げるために新田開発を行う一方、領民引き締めのために幕府命令の吉利支丹(きりしたん)弾圧に加えて、儒教崇拝から不受不施派の壊滅に力を注いだ。
城下の南東部では大規模な新田開発が行われ、その用水確保のため吉井川に田原井堰が造られることになり、田原用水・益原用水が引かれるなど、高い技術の大型工事が相次いだ。。
そうしたなか、百姓の身だが自己流で剣術稽古し、自由な発想と生き方をする若者・木葉新三郎は、川普請で活躍し武士に登用される。
大坂から招かれた石工・河内屋治兵衛、総奉行・津田永忠ら実在の人物とふるさとに生きる若者・新三郎が織りなす歴史物語。
前書きなど
この吉備の国の者達は、古代大和朝廷と戦った温羅(うら)の時代から、二つの背骨を持っている。敗れて身の背を屈める事があっても、決して権力には屈しないもう一つの反骨精神の『吉備の背骨』があった。
その様な時代を背景とした、江戸時代の初期に備前岡山藩を統治した池田光政・綱政(1650~1710)の頃。
城下の南東部に大規模な新田開発が行われ、その用水確保に東部の和気を流れる吉井川に斜めに田原(たわら)井堰(いせき)が改修され、そこから田原用水・益原(ますばら)用水が引かれた。
それらに纏わる出来事を、郷土・木葉新三郎、石工・河内屋治兵衛、総奉行・津田永忠を中心に書いた物語です。
上記内容は本書刊行時のものです。