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肖像画家 犬飼恭平
ある異教徒の告白
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年5月
- 書店発売日
- 2013年5月27日
- 登録日
- 2013年2月13日
- 最終更新日
- 2013年5月9日
紹介
20世紀の初頭、岡山から海を越えアメリカ社会で成功をおさめた画家がいた--肖像画家・犬飼恭平。偶然、ニューヨーク在住の日本人コレクターの目にとまり、魅了されたコレクターによって、いくつかの作品と自伝がみつかった。華やかなアメリカ上流社会にの中で生き、数多くの作品を生み出しながら、これまで日本ではほとんど知られなかった犬飼恭平の作品や人生が本書により、今はじめて明らかになった。作品と詳細な年譜、犬飼の自伝『異教徒の告白』を収録。
目次
はじめに 一枚の絵との出会い……デイヴィー美代子
序章
シカゴにおける「トキオ」――犬飼恭平のさまざまな「第一歩」……アンソニー・ジョーンズ(シカゴ美術館附属美術大学名誉総長)
半世紀遅れの墓碑銘、犬飼恭平へのトリビュート……岡部昌幸(帝京大学教授・美術史家)
犬飼恭平の帰還……高橋明也(三菱一号館美術館)
自伝
「ある異教徒」の告白……犬飼恭平
序曲
第1部
第2部
年譜……デイヴィー美代子
犬飼恭平年譜
補遺
終章
感謝……森 容子
訳者あとがき……セルデン恭子
前書きなど
1900 年から一世紀の間、日本人画家として彼ほどにアメリカの社会に溶け込み、美術愛好家の間で人気があり、反面、日本では全く知られていない芸術家は、いなかったと信じています。1918 年、NYCをおとずれ、偶然、Inukai と親しく面談した鹿子木孟郎画伯は、多くの書状を以て「世界の芸術家たれ」と激励していました。(中略)オークションで絵を手に入れてから23 年。犬飼恭平の生誕125 年を記念してようやくこの回想録の出版にいたりました。一書が犬飼に対する私なりの敬意の表明となれば幸いです(デイヴィー美代子「一枚の絵との出会い」より)
上記内容は本書刊行時のものです。