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ブレグジット×トランプの時代 小野塚佳光(著/文) - 萌書房
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ブレグジット×トランプの時代 金融危機と民主主義の溶解

発行:萌書房
四六判
縦185mm 横128mm 厚さ19mm
重さ 330g
304ページ
定価 2,400円+税
ISBN
9784860651374
Cコード
C1033
教養 単行本 経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年5月1日
書店発売日
登録日
2020年3月30日
最終更新日
2020年4月16日
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紹介

EU離脱の先にあるものは? 人びとはなぜポピュリストに熱狂したのか? ブレグジット、このモンスターが地上に現れた意味を考え、異なるアイデンティティーによって分断された社会における民主主義とは何かを問う。英米の金融支配が終わろうとするグローバリゼーション・サイクル後半とされる今こそ民主主義の革新が試されている。ここが時代のフロンティアだ!!

目次

第1章 ひとつの冒険
  第一節 大きな変化の時代
    ●ブレグジットとトランプ/●戦争、バブル、大震災、原発事故
  第二節 キューバ革命からオバマ訪問まで
    ●キューバ革命とフィデル・カストロ/●オバマ大統領のキューバ訪問
  第三節 ベルリンの壁崩壊後の世界
    ●ベルリンの壁が崩壊した/●プーチン大統領と多極的世界/●サッチャー、レーガン、
    ホメイニの革命/●ヨハネ・パウロ二世と鄧小平
  第四節 リー・クアンユーのグローバル国家
    ●リー・クアンユーが亡くなった/●シンガポールの成功
  結  び
    ●日本の高度成長/●フロンティアを拓く

第2章 ブレグジットは起きた!
  第一節 ブレグジットとは何か?
    ●庶民への影響/●モンスターの投票日/●分断された投票結果/●怒りと無政府状態/
    ●歴史家の見た反動/●イギリスから見た国際政治/●経済学者の視点
  第二節 ブレグジットはなぜ起きたのか?
    ●歴史的なダイナミズム/●ブレグジットは起きた/●サンダーランド工場とキャベツ畑/
    ●ロンドンの金融ビジネス/●拡大する文化的、情緒的分断
  第三節 ブレグジット後の政治
    ●衝撃を緩和し、危機を回避せよ/●EU側のポピュリストたち/●メルケルの計算/●EUの強化、ユーロ圏の改革/
    ●イギリスの離脱通告/●議会の内紛は世界に及ぶ/●メイ首相の演説/●国家主権の神話
第四節 国民的な政治の限界
    ●分裂・分断・解体/●リベラリズムへの失望/●リベラリズムの復活に向けて/●エラスムス/●ホンダの町/
    ●ユーロ・ラム社/●イギリスと欧州の歴史/●二大政党の終わり/●UKの終わり
  結  び

第3章 タックスヘイブン
  第一節 富と権力の集中
    ●超富裕層と庶民の資産管理/●労働者の「絶望死」/●カリブ海の島々/●グローバルな不平等/
    ●超富裕層は税金を払わない/●秘密主義
  第二節 寄生虫の生態
    ●グーグル/●パナマ文書とリオネル・メッシ/●アップル、シティグループ、ナイキ/
    ●世界経済の寄生虫/●シェル・カンパニー
  第三節 脱税のイデオロギー
    ●企業行動や財政・貿易をゆがめる/●福祉国家と開発政策/●私は誇りに思う/●支配領域をめぐる闘い
  第四節 富と国家の歴史的攻防
    ●国家と税金/●帝国の拡大と非居住者/●ユーロダラー市場/●ヨーロッパの小国家群/
    ●新興諸国の開発戦略/●グローバル・ハイテク企業/●汚職、ギャンブル、プロスポーツ/
    ●世界の不平等と税制/●権力の構造的歪み
  結  び
    ●グローバルな課税システム/●アメリカ大統領選挙

第4章 ポピュリズムの広がり
  第一節 アメリカの殺戮を終わらせる
    ●トランプ当選の衝撃/●就任演説/●大統領としての異常さ/●壁を作る/●反ネオリベラリズム
  第二節 ポピュリズムの広がり
    ●アメリカのポピュリズム/●ロングとウォレス/●カーター、ペロー、ブキャナン/
    ●ポピュリストとはだれのことか/●デモクラシーとポピュリスト
  第三節 民主政治の周辺において
    ●ラテンアメリカ/●アメリカとロシア/●アメリカの民主主義と社会改革/●ヨーロッパの移民・難民危機/
    ●東欧の民主化・自由化/●グローバリゼーションと金融危機
  第四節 ポピュリストのダイナミズム
    ●改革派、民主派として/●正統派とポピュリスト/●政権参加と正常化/●政治的言説の「感染」/
    ●破滅的な将来/●フォックスコン社/●政治経済モデル
結  び

第5章 地政学と大国間秩序
  第一節 ベルリンの壁崩壊と地政学
    ●一九八九年以後の国際秩序/●地政学の復讐/●リベラルな帝国/●無秩序な世界/●ルワンダとコンゴ内戦/
    ●イスラム国が勝利するとき/●中東地域の秩序
  第二節 大国による秩序の転換
    ●NATOの拡大/●南シナ海とカリブ海/●台湾海峡の重要性/●一帯一路/●中国が世界を指導するとき/
    ●ポスト・ソビエトの世界
  第三節 北朝鮮の核と戦争シナリオ
    ●核実験と空爆オプション/●中国を説得する/●軍事力と威嚇/●二一世紀の朝鮮戦争/
    ●開戦から核兵器の使用へ/●北朝鮮の封じ込め
  第四節 封じ込めによる平和か、統合か
    ●アジアの地政学/●台湾海峡と米中の核戦争/●関与と貿易・投資/●人口移動とメガシティ
  結  び

第6章 世界金融危機
  はじめに
    ●金融危機から一〇年/●金融危機と政治/●パワー・シフトが起きた
  第一節 金融危機の歴史
    ●金融危機は繰り返す/●ブームとマニア/●パニックと不況/●政府、王朝、資本主義/
    ●一八七三年の恐慌/●J・P・モルガンの介入/●一九二〇年代のグローバルな金融市場/
    ●農産物価格の下落/●工業諸国のデフレ政策/●金本位制の支配/●帝国解体と銀行破綻/●政治的な危機
  第二節 ブレトンウッズ体制とその解体
    ●ブレトンウッズ会議/●資本主義の改革/●スウェーデンの社会民主労働党/●労働者と農民の政治的同盟/
    ●アメリカのニューディール政策/●ブレトンウッズ体制と資本規制/●変動レート制と資本自由化/
    ●グローバルな金融市場
  第三節 世界金融危機をもたらした貪欲
    ●高金利政策から「大いなる安定」へ/●世界金融危機の予兆/●「貪欲」の讃美/
    ●クレジット・デフォルト・スワップ/●合理的期待仮説/●真の課題
  第四節 金融グローバリゼーションの改革
    ●不均衡と国際資本移動/●再建ブレトンウッズ体制/●ドルからの離脱/●成長・開発モデル/
    ●金融危機とトリレンマ/●ポピュリズムと国家主権/●安全保障と国際秩序/●三つのR
  結  び

第7章 時代のフロンティアで
  第一節 日本型資本主義とその衰退
    ●資本主義の正統性/●ドーアの訃報/●貿易摩擦の社会学/●金融グローバリゼーション/●日本型企業の擁護/●「幻滅」
  第二節 成長と民主主義の動態
    ●ハード・タイム/●アジアの新自由主義/●テクノクラシー/●変化の源
  第三節 グローバリゼーション・サイクル
    ●金融危機の後/●グローバリゼーション・サイクル/●安全保障と国際通貨/●金融危機と政治的転換
  第四節 民主主義のフロンティア
    ●民主主義の革新/●ポピュリストの情熱/●小さな集会

著者プロフィール

小野塚佳光  (オノヅカヨシミツ)  (著/文

1959年,大阪市に生まれる。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在,同志社大学経済学部教授。【主要業績】『グローバリゼーションを生きる―国際政治経済学と想像力―』(萌書房,2007年),『グローバル化の政治経済学』(共編著:晃洋書房,1998),『世界経済論―グローバル化を超えて―』(共著:ミネルヴァ書房,2006年),『グローバリゼーションとアジア―21世紀におけるアジアの胎動―』(共著:ミネルヴァ書房,2007年),『現代世界経済をとらえるVer. 5』(共著:東洋経済新報社,2010年),『国際通貨制度の選択―東アジア通貨圏の可能性―』(編訳:岩波書店,2005年),『平和を勝ち取る―アメリカはどのように戦後秩序を築いたか―』(共訳:岩波書店,2009年)他。

上記内容は本書刊行時のものです。